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ネットの海の渚にて

私の好きなものを紹介したり日々のあれやこれやを書いたりします

拝啓 イケダハヤト様 昨日の続きです

コラム イケダハヤト氏

イケダハヤト様こんにちは。
ここ数日涼しかったですが、本日は暑さがぶり返してきまして急激な気候の変化で体調などお崩しになられていないでしょうか?

ぶり返すといえば先日のあなたの記事は何度と無くアップデートと言う名のぶり返しをされているようですが、私の勉強不足のためそれに気がついたのはつい先程でした。

あなたから返答をよこせなどと、ご注文は承っておりませんが、おせっかいだとわかりつつも老婆心ながらあなたにアドバイスを差し上げたいと思いますのでどうかご査収くださいませ。



イケダハヤト氏からの疑問に答えましたよ - ネットの海の渚にて

前回の記事で書き足りなかった部分を補足させていただきます。

外部の人間がどうこう言う話ではない

毎度書いてますが、パクリ云々は、他人がどうこう言う話ではないんです。そのパクリがNGかどうかは、著作権者しか判断できませんから。バイラルメディアはパクリだらけだ!著作権違反だ!と怒る人は、一体何者なんでしょうね。

どうしてもパクリが許せないのなら、「あなたの著作物がパクられていますよ」と著作権者に教えるのが最良の解になると思います。それ以上はやるべきではありません。NGかどうかは、あなたが判断することではないのですから。
コンテンツを「パクる」のは、なぜいけないの?教えておじいさん!(随時アップデート中) : まだ東京で消耗してるの?


イケハヤさんが以前から感じていらっしゃるこの疑問に対しての私なりの答えを書きます。

他人が著作物を盗用されている現場を目撃して「それはダメなことだ」と声に出すのは、なにも正義感の暴走や押し付けではありません。
私もネットに駄文ではありますが発表しておりますので、そのようなパクリ被害の当事者になるかもしれないという不安は常に内在しているからです。
だからこそ自己防衛の意味も含めて声を上げているのであって「完全な他人事」とは思っていません。
対岸の火事のような感覚で「あーまたパクられてるなぁ」と、のんびり構えている人たちがいたとしてもそれを非難しませんが「パクリはダメなことだ」と声を上げる人は応援したくなります。

パクられても収益があげられるモデルを構築するのは確かに良いアイデアですが、それは対症療法に過ぎませんよね。
本来著作物は保護されるものであって、盗まれるのを看過することを助長するようなあなたの言説は到底承服できかねます。


パクられることを前提としたビジネスモデルは、如何にも前衛的で進歩的なイメージですが、そもそも犯罪行為に対してなんの手法も講じず「メタ的視点に立っているんだよ俺は」的な物言いも納得できかねます。

あなたは自分のお子さんに「モノは盗まれるのだから盗まれてもいいように準備するんですよ」と教育されるのですか?
盗むという行為自体が悪であるという立場をすっ飛ばして、盗まれた後の対策をしたり顔で語られても説得力がありません。

悪いことは悪いんです。
こういう言説をあなたは「老害」「思考停止」と笑うのでしょうね。

でもいいんです。
子供に盗みは悪いことであると教育することが、正しいと私は信じているからです。


コンテンツは盗まれるものという前提に立つのは構いませんが、盗む行為そのものを糾弾せず、さも時代の流れだから致し方無いような立ち位置はどうしても納得できないのです。


あなたがおっしゃるパクられても問題ないビジネスモデルは昨今の現状を鑑みれば極めて正しい判断だと思います。
私のように「パクリよくない」と拳を振り上げるだけよりか遥かに現実に則した考え方なのは理解できます。

但しそれはコンテンツを盗むという行為を積極的では無いにしろ、緩やかに肯定してしまう結果にならないか不安があります。




あなたがこれまでに何度もおっしゃってきた「自分はパクられてもOKです」というのはご自由に発言なさってください。
そのかわりその考えを同じくネットで活躍する他のクリエーターを巻き込むのはやめていただきたい。

パクられても構わないという人は、自分の作品にそう宣言すれば良い話でそれを表記していない他の多くの人はパクられることを是としてはいません。

イケハヤさんほどのお方が「CC クリエイティブ・コモンズ」という制度をご存知無いとは思いませんが、これを表記するかしないかはクリエーター本人の自由に任せれば良い話でこれを記していない作品は当然ながらパクリ禁止が基本です。
クリエイティブ・コモンズ - Wikipedia

どうぞご自由にお使い下さいとあなたはおっしゃっているわけですが、それを他のクリエーターにまで求めるのは流石に無理筋でしょう。
ですからあなたやあなたに賛同する方々は、自由に使ってくれと作品に明記して広報すればいい。ただそれだけの話しです。

そしてそういったあなた達の「著作権フリー」の活動が陽の目を見れば他に続く人も増えるでしょう。
まずあなた達が先達となって「パクリ上等のビジネスモデル」を見せてください。
それも見せないうちに「さあ皆さん、パクリを肯定してそういったモデルを作りましょう」と啓蒙されても説得力が皆無です。


長々とお説教じみた話になってしまいましたがいかがでしたでしょうか?
おそらくあなたと私はいくら議論をしても、相容れない思想を持っていると思いますので今回で最後に致します。

「THEアドバイス罪」の老害の戯言大変失礼いたしました。

イケダハヤトさんから先ほどツイッターで御質問がきましたので急遽追加で記事を書きました。

イケハヤさんからお手紙ついた - ネットの海の渚にて