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ネットの海の渚にて

私の好きなものを紹介したり日々のあれやこれやを書いたりします

実際の店頭では法律論だけではどうにもならない場合もあるよって話

昨日書いた記事が予想を遥かに越えるブクマが付いた。

文中で紹介した記事を読んで、その反論めいたモノを書きたくなったから反射的に短時間で書き上げた。
書きながら、本来なら各種法律なんかを具体的に提示したほうが、読者に対して親切だろうとは思っていたのだが、なにぶん昨晩は時間が無くてそこまで手が回らなかった。

それともうひとつはまさかここまで伸びるとは思っていなかったので、言葉足らずの部分があった。
冒頭に「家電量販店で10年の勤務経験がある」と書いたが、これを読んで現在進行形と捉えられても仕方がないなぁと思った。
実際は10年前に退職している。正確に書くなら10年前に退職しているが家電量販店で10年の勤務経験があると書くべきだった。

いつもの常連さんなら端折ってもわかってもらえるという甘えが、無意識に出ているからああいった書き方になってしまう。これは猛省しなければならない。
10年以上前の話だから個人情報保護法が施行される以前で今とは状況がかなり違う。
その点もきっちり説明するべきだったと反省している。

昨日の記事を補足するために、関係するだろう法律を調べていたのだけれど、このブログに詳しく書かれていたからこちらを紹介したい。




ここからは昨日の記事で書ききらなかった部分を書く

10年以上前の話だから当時の記憶を手繰るわけで、多少誤謬があるかもしれないがその点は大目に見ていただきたい。

当時は身分確認が必要無いプリペイド携帯というものがあって、それこそ犯罪に使われるということで社会問題になっていた。
これはしばらくすると国から指導が入って今と同じように、プリペイドとは言え身分証の提示が義務付けられた。
けれどもその後も「飛ばし携帯」というものが出現して、携帯販売の現場は犯罪防止の最前線に立たされているような状況があった。
要はあやしい客に携帯を売るなという空気があったのは紛れも無い事実である。
実際に地元警察から身分証のコピーを保管することを、お願いなのか指導なのかわからないがそういった要請があった。

そして現実に明らかにあやしい客というのがくる。
フラリと現れて複数名義の身分証を提示して、複数台の契約を強要してくる輩もそれなりに来店してくる。
何枚も免許証を持っている時点で怪しさ抜群なのだが、そういった客にまで販売してしまう店があって問題になっていた。
それくらい当時の携帯販売は旨味があった。
もちろん私がいた店はそういったお客は退店して頂いていた。
当時の携帯販売の現場はとにかく妖しげな人が皆さんの想像よりも遥かに多くいた。


こういった現実があったからこそコピーをとっていた。
そこに法的根拠があったのかなかったのかは今となってはよくわからない。
けれど地元警察の要請があったのははっきり憶えている。
だからもしコピーを断固として拒否するお客さんがいたら、契約はお断りしていたはずだ。


昨日の記事のコメント欄に幾つか意見が書き込まれた。
様々な意見が聞けて大変ありがたい。ありがとうございました。

ただ一言、言いたいのは現場は法律で片付くキレイ事だけでは無いってことだ。
法律ではこうなっているのだからお前はおかしいと、現場レベルの従業員に詰め寄る客は、法的には正しいのだろうけど「面倒な客」としてみられることは変えられない事実であることもわかってもらいたい。
店側としても明らかにあやしいと思われる人と取引をすることは犯罪の片棒を担ぐことになりえるし、なにより店の評判を落とすことになってしまう。
だから水際で取引をお断りするケースは決して少なくなかった。その場で起こるトラブルよりもその後に予想される大きなトラブルのほうが怖いからだ。

客を「クレーマー扱いする」とも書かれていたが、もちろん面と向かってそんな態度をとるわけがない。その場はできる限り穏便に済ませるがその一連のお客さんの行為は当然記憶に残る。
従業員も人間なので嫌な客、面倒な客という感想を持つ。だからその本音を書いた。
まさか客の面前でクレーマー扱いするとでも勘違いされていたら申し訳ないので補足します。

それとひと目でおかしい客というのが来る。
他人名義の免許証を複数提示してくるような客は、明らかにおかしいので契約に入る前にお断りするのだが、もしかするとそれもコメント欄に書き込まれているような法律に詳しい方から見れば、何らかの法律に引っかかるのかもしれない。
とはいっても現場レベルでは、そういったお客さんは引き取ってもらうようにしていた。
様々な階層のお客さんが来る現場において、その全てをマニュアル化できるわけもなく、ある程度紋切り型に運用するしか無い現実がある。
バイトや新入社員が現場を担当する場合もあるわけで、その全員に法的根拠を含めた関連法律を全て叩き込むというのは理想ではあるけれど実際は難しい。

理想と現実には深い溝があって、実際の現場というのは多分に人治主義なところがある。