先日書いた記事が意外に好評を頂いた。
結婚できない男の一人鍋の話(レシピもあるよ) - ネットの海の渚にて
普段はブコメに目を通すことは殆どない(心ないコメントで心が折れちゃう)が今回は読んだ。
俺と同じような境遇の方々から温かいコメントがあって泣いた。
お褒めの言葉を頂いてるのに何故か目頭が熱くなって泣いた。
いいじゃないか結婚なんかしなくったって。(したくないわけじゃない)
漢は孤独な生き物。
同志の言葉に背中を押されてそう心に決めた。
このブログは普段は日々の戯れ言や過去の思い出話なんかを書き綴っているからたとえ読んだとしても実利は無い。
そんなブログがあんな形だったとはいえ、鍋のレシピを紹介したことで1000人に一人位には役に立ったかのもしれない。
人の役に立つってのは嬉しい事だ。
だから今回も調子に乗って漢の料理を紹介する。
この料理は若いころなんかのきっかけで憶えたものだが、作り続けている内にかなり簡素化されて料理初心者のむさ苦しい男でも充分やれるところまで進化(退化とも言う)させたので是非作ってみて欲しい。
味はまあまあだ。
漢の一人ハンバーグ
種
必要なもの(当然一人分)
ひき肉200グラム(合い挽き。牛100%は高いから使ったこと無い)
タマネギ2分の1
卵一個
パン粉(これも無ければいらない。種が柔らかすぎる場合に調整で入れる)
塩
胡椒
ナツメグ(無ければ入れなくてもいいが、安い挽き肉の場合これを入れないと結構臭い)
ソース
赤ワイン(俺はセブン-イレブンの398円の赤ワインを使ってる)
バター10グラム?(よくわからんが食パン一枚に塗るとき使うくらいだ)
ウスターソース
ケチャップ
オプション
とけるチーズ(これも無ければいらない。俺も3回に1回位しか使わない)
調理方法
1.タマネギを出来るだけ細かくみじん切りにする。多少大きくても別にいいが細かいほうが後で楽なので飽きない程度に細かく刻む。
2.フライパンに少量の油を入れてタマネギを炒める。これも弱火でじっくりやれば美味しくなるらしいが面倒くさいので中火位でちゃっちゃと炒める。焦げそうになったら皿の上に上げて粗熱を取る。粗熱を取っている間に後で使う赤ワインを飲んでもいい。最悪の場合このタマネギに塩コショウをして酒のアテにするという技もあるができればハンバーグを完成させて欲しい。
3.タマネギが触っても熱くなくなったら適当なボウルに種の材料を全部ぶち込む。
塩と胡椒は3回位パパっと振る。ナツメグは胡椒の3倍位入れる。とにかく安い挽き肉を使うのでナツメグをケチると出来上がりが案外臭くてイラッとする。
4.手でこねる。とにかくこねる。
粘りが出てくるまでこねたら2つになるように成形する。
大体この分量だと手のひらサイズといったところか。
俺はいつも2つにするが別に1つだっていい。ただひっくり返すときに割れるかもしれないからそこは注意してもらいたい。
3つや4つにしてもいいけれどあんまり小さくすると肉団子と間違う可能性が高まるのでおすすめできない。
あくまでも作っているのはハンバーグなのでそこはプライドを持っていただきたい。
5.それなりに成形できたらプロがやるみたいに種を両手でペチペチと交互にぶつける。これは中の空気を抜く効果と俺料理やってる感のためだ。ここもプライドを持ってやっていただきたい。誰も見ていないけど。
6.フライパンを熱する。強火で30秒くらいか。俺が使っているのはテフロン加工の安物なのであんまり空焼きすると塗装が剥げて体に悪いらしい(どっかで聞いた)
だからそこそこ空焼きしたところに種を投入する。この際油は引かない。テフロンだし肉からドバドバ出るから俺は必要無いと思ってる。鉄のフライパンを使ってる方は油が必要になると思うがそこは各自の判断に任せる。そもそも鉄のフライパンを自由自在に使うような料理上手は婚期が更に遅れそうだから気をつけろ。
7.片面を1分程焼く。フライパンを揺すると種が動くのでそれが合図になる。まだ表面が焼けていないと揺すってもびくともしない。俺のフライパンはかなり古いから焼けてるのに動かない時もあるのでこれだけを盲目的に信じると痛い目にあう。
8.フライパンを揺すって種が動くようになったらひっくり返す。ここまでずっと強火のまま。
ハンバーグは表面を最初の段階できちっと両面焼くことが美味しくなる秘訣だと思ってるから日和って弱火にしないこと。漢なら焦げてもそのまま食え。
9.両面が焼けたら一気に弱火にする。この時肉の状態によって違うが異様に油を放出する奴がいるのであまりにもフライパンに溜まった油が多い場合はキッチンペーパー等で拭き取る。全部はとっちゃいけない。適度に残す。
10.弱火にしたら蓋をして蒸らす。この時おちょこ一杯位の赤ワインを入れる。水でもいいが赤ワインのほうが料理上手い感がでるからおすすめだ。時間は大体5分。蓋を開けて種に菜箸などをさしてみると透明な肉汁が溢れてくれば成功。まだ赤い場合は生焼けだ。何も出てこない場合は焼き過ぎか肉の質が最悪だった可能性が高い。これだとパッサパサだが漢なら文句言わずに食え。
11.焼きあがったハンバーグを食器に移す。ここからは時間の勝負だ。ちんたらやってるとハンバーグが冷える。とにかく急げ。フライパンの廻りにソースの材料は用意しておけ。いちいち冷蔵庫から出したり入れたりしているうちにハンバーグは冷えて硬くなっていく。
12.フライパンに残っている油を少々拭き取ってそこにバターを一欠入れる。赤ワインをドバドバッと入れる。(多分50cc位)中火でフライパンの中をこそぎ落とすように混ぜる。ウスターソースとケチャップを1対1の割合で入れる。(それぞれ30グラム位?)
全てを中火で混ぜ合わせて煮詰める。好みの濃さになったら皿に盛りつけたハンバーグにかけて食え。
13.オプションのチーズは種の中心に入れ込むやり方と焼きの最後に上に乗っけるやり方があるが初心者は後乗せをおすすめする。蓋をして5分位蒸すのだがその最期の2分くらいのタイミングでハンバーグの上にチーズを乗っける。あとは同じだ。
失敗するとフライパンにチーズが溶け出してソース作りで難儀することもあるが美味しいのでたまにはチャレンジしてもらいたい。
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ライスと一緒にワシワシ食ってもいいし、酒のアテにもなる。この場合相性がいいのは当然赤ワインだがセブン-イレブンの安ワインだと侘びしさが増幅するのでおすすめできない。
これ以外にも得意料理はあるが好評なら今後も紹介したいと思っている。
料理のデキる男はモテると昔聞いたことがあるがあれは嘘だ。
俺のように料理が出来るようになっても結婚はできないからくれぐれも読者諸兄にはご注意頂きたい。
今後も反面教師としてがんばって行くので皆様は生暖かく見守って欲しい。
こんなボクと誰か結婚してくれませんか?
お料理作ってあげますから(涙目)
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一回使ったけどプロっぽい味になった(悔しい)
オムライスにかけても美味しいしコロッケなんかにも合うよ