ネットの海の渚にて

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ブログに起承転結なんかいらないんじゃないのって話

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photo by Dustin J McClure
Parker doesn't always love the camera... | Flickr - Photo Sharing!



ブログに起承転結はいらない。
いらないどころか内容はめちゃくちゃだっていい。
所詮は素人の書いているものなのだから極論を言ってしまえば法に触れるようなことさえ書かなければいい。
書く内容は自由だし、責任を負うのなら罵詈雑言だって書けばいい。
個人を執拗に罵倒すれば名誉毀損事案として訴えられる可能性もあるがそこまで覚悟できるなら書けばいい。


素人の書く駄文にあまりに高いクオリティを望み過ぎていないだろうか。
書いていることが一定せずフラフラとダッチロールするような文章だってそれはそれで構わない。
金を出して買った本の内容があまりにも低レベルだったなら批判することは当然の権利だが、無名の素人が書いたブログにどの程度のクオリティを求めているのか。


たまにそういった的外れにしか思えない批判を目にすることがある。
そもそもプロが書いているわけじゃないのだからそれなりの閾値を設定するのが当然であってネットニュースと同レベルの即時性だったり、著名人の書くコラムと同等の質の高い文章を要求するのは端から間違っている。
繰り返すが書いているのは素人だ。


自分に合うか合わないかというのはそれこそ最初の数行を読めば大体感触が掴めるはずだ。
そこでブラウザバックすればいい。
なにも自分に合わない、面白くないと感じるブログを最後まで読む必要はない。


同じブログと言ってもプロ並みの文章を書く人もいれば、とても最後まで読むのがつらいというような文章力の人もいる。
それらが同じ体裁でズラリと並んでいるのだから読む方としてはなかなか難しい。
質の高いブログを発見するのはそれなりにコストがかかる。

そういう意味では、はてなブックマークに上がってくるブログは一定の評価を受けたものなのだから何かしら読ませるものがあるのだと思う。
中には内容の酷さからくる炎上によってホッテントリーされるものもあるがそれは多数ではない。
ブックマーカー達が面白い記事を探し出したり掘り起こしたりしてくれるからはてブのページはキュレーションされているわけだ。
その恩恵を俺も日々受けている。


その中にどうしてもスパムを疑いたくなるようなものが混じることは確かにある。
運営も頑張ってそういったものを排除している。

そのホッテントリーの質が最近低下しているのでは?という批判を聞いた。
冒頭の俺のつぶやきはそのツイートに対しての反論だ。
あえてその当該ツイートに触れないのはその人のつぶやきの前後の文脈がわからないからだ。
その一つだけのツイートをここに晒すことも可能だがそれはあまりにもその方に不利になるのでそれはしない。

その人は最近のホッテントリーに並ぶブログに起承転結が無くそれどころかありきたりの「起承」しかないと批判している。さらにその程度のブログにブクマするブックマーカーに対しても苦言を呈している。スパムを疑っているように読めなくもない。

もちろんそう思ったのならそれでいい。
俺なんかよりはるかに長くはてなにいる人なんだからその見方が正しいのかもしれない。
けれど俺はあくまでその意見には反対する。
素人の書くブログの起承転結がしっかりしている必要はない。
論旨もブレたって構わない。
思い込みで頭でっかちになって勢いだけで書いたような記事だっていい。
むしろそういった素人ならではの荒削りな文を読むのがブログの嗜みのような気がする。

クオリティの高いものしか認めないのなら玉石混交のはてブはおすすめしない。
BLOGOSだったりハフィントン・ポストなんかを読めばいい。
そこに掲載されている記事は一定のクオリティは担保されている。


はてブに掲載される記事がすべて優等生なブログばっかりだったら俺はもう利用しないかもしれない。
プロ並みの文章を書く素人の記事が上がったり、ドロドロとした欲望の固まりのような荒っぽい文章だったり、世の底辺から呪詛のような文章を書くようなブログが上がってくるのがはてブの良さだと感じている。


だから俺はこれからも起承転結がないブログでも何かを感じたならブクマを付ける。
そもそも自分の書いているブログの質だってあやしいものだと自認しているから、他所様のブログの質なんかとやかく言える立場じゃないっていうのが真実ですけどね(笑)


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