ネットの海の渚にて

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地方住みだから都内在住に嫉妬しちゃう話

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photo by konishiroku_

俺は地方在住だ。
だから東京在住者に対して嫉妬心がある。

今まではそれほど思わなかったのだがTwitterやらブログを始めるとその中で知りあう人達がオフ会なるものを開催して楽しげにしている。
たまーにそういうお誘いをいただくこともあるが大抵開催地は東京だ。
国内において最大の人口を有するのだから当然といえば当然でぐうの音も出ない。



もし俺が東京に住んでいればおそらく数回はオフ会なりイベントに参加していると思う。
都内在住であれば平日の仕事帰りにフラリと立ち寄ったりできるのだろうが地方在住では不可能だ。
例えば平日の午後7時~9時というイベントがあったら、もう完全に参加できない。
6時ピッタリに仕事を終えたとしても開始時刻の7時に間に合うわけもなく、終了時刻の9時まで会場にいたら今度は地元に帰れなくなる。
正確には深夜バスなどを使えば絶対に帰れないわけではないがやっぱり新幹線で帰りたい。
そういった物理的、時間的な制約が大きく影響して東京で開催されるオフ会やイベントに参加するには当日と翌日が休みでなければならず気軽に参加できない。
当日は早退、翌日は遅刻という手もあるにはあるが……。それではせわしないし気が休まらない。


そういう場に行けないからこそ無性に悔しく思う。
仲良くしている光景を見ると嫉妬心が沸き起こる。
東京に住んでいるというだけでなんらかの出会いがあり人脈を手に入れることができる。

俺の住んでいるところは地方とはいえ県庁所在地だし、それなりに開けている。
東京に行かなければ手に入らないモノというのはおそらく殆ど無い。
109だってある。(行かないけど)
生活するには特に不自由もなく住みやすい。
だからいままで不満を感じることは無かったけれど最近は違う。
俺の地元には「モノ」はあるが「ヒト」がいない。


GW中に気になるイベントがあるのだがもちろん開催地は東京だ。
どう考えても日帰りはできない。
行きたいが僅か数時間のイベントのために2日間取られてしまう。
もちろんついでに東京観光でもすればいいのだが、一人ぼっちで観光っていうのはなかなか気が乗らない。

るるぶ東京'15 (国内シリーズ)

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