ネットの海の渚にて

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ネットの知り合いをあまりにも信用しすぎて裏切られちゃった話

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信じていた人に裏切られるのはとても辛い。

その人が信じるに足る人物であるかどうかの判断は、いわゆる「人を見る目」ということになるのだと思うが、おかげさまで今まで生きてきて裏切られるようなことはなかった。少なくとも実生活においては……。

それは付き合う人物の選定をかなり厳しくしていたからに他ならない。
信用に足る人物であると評価すれば全面的に信用するし何かがあれば全力で応援する。

今話題のマイルドヤンキー的な考え方だ。
その人物のバックグラウンドなんかは無視して、心意気だけで惚れて信用したりするのだからまさに「ヤンキー」っぽい。
危うい感じだが、それで今までは問題なかった。



リアルの関係だから情報量が違う。
それが嘘か真実かは、目を見れば大抵分かる。
しばらく様子見をしていれば取ってつけたような嘘は剥がれ落ちるし、少し揺さぶればぼろが出る。
そういう審査に耐えた人物は信用できるという判断になる。
こうやって言語化するとなんとなくいやらしく感じるかもしれないが、要は相手を「値踏み」するわけだ。
これは珍しいことではなくて、おそらくほぼすべての人がやり方はいろいろあるにせよ行っていることだと思う。


新たに知り合った人物が信用できるか否かは重要なことで、信用出来ない胡散臭い香りを嗅ぎとった相手と付き合う必要はない。
けれども実生活には、しがらみから、やむなく関係を続けなくてはならない場合も多々ある。
嫌いだったり、苦手だったり、会いたくない人物でも会わなければならないことも山ほどある。
そういうことで受けるストレスは計り知れない。


リアルの生活で散々辟易しているのに、ネットの世界にも人間関係は存在している。
ブログやTwitterは匿名ではあるもののハンドルネームを使用するわけで、そのアカウントには何らかの人格が生じてしまう。
実名でやっている人もいるけれど俺の場合は、性別と年齢、住んでいる県までは公開している。
これ以上の情報を公開するつもりは今のところない。
リアルと紐ついてしまったら正直このブログもTwitterも閉鎖することになる。

このアカウントに宿っている人格は間違いなく俺の一面を表しているし、言うなればもう一人の自分なんだと思う。
そういったアカウント同士が作り出すネットの空間で、コミュニケーションをとっているから、結局リアルの人間関係に酷似してくることになる。


2年ほど前の話になるが、ネットゲームで知り合ったある人物を盲目的に信用してしまったことで、こっぴどく裏切られることになった。
リアルの人間関係だったら絶対に信用しなかっただろう人物に、いいようにコントロールされて酷い目にあった。
ネット上に創りだされた虚構の人間性に騙されたのだ。
自分の未熟さを呪うしか無い。


実社会でここまでこっぴどく裏切られたことは無い。
おそらくそれは情報量が圧倒的に違うことで、そういう人物を除外できていたからだ。
ネットのコミュニケーションだけで人物を判断するのはあまりにも危険だ。
本当に信用していい相手なのかは、ネットを介する情報だけではあまりに少なく判断が難しい。
だからこそ適度な距離感を保っていれば居心地が良い場所であるのだが、うっかり油断して距離を見誤ると俺のように痛い目にあう。
皆さんも気をつけていただきたい。


(こんな話は、当たり前すぎて今更感たっぷりだが、自分で体験したことなので自戒の意味を込めて記事にしました)

騙されない生き方

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photo by Jkö Sánchez