先日この記事を書いた。
dobonkai.hatenablog.com
体質的に電子書籍が苦手だという話だ。
先の記事でも書いたが本心では紙の本から電子書籍に移行したいのだ。
なにせ紙の本は場所も取るし、持ち歩くにも不便だ。
元々手元にはNexus7があるから特に追加支出も必要ない。
とっとと電子書籍に鞍替えしたい。
そういうこともあって、苦手な電子書籍を無理矢理にでも体に慣らそうと思って強制的に使っていた。
1~2週間使ってみて気がついたことがある。
小説だと集中力が続かず中身が入ってこないのだが、漫画だとそれがない。
紙の本の時と同じような感覚で没頭できたのだ。
実は私は漫画をほぼ読まない。
中学生の頃を最後にそれ以降はおそらく漫画を買っていない。
とは言っても禁忌しているわけではなくて、お昼に入った食堂に置いてあった週刊漫画をパラパラと読んだり、床屋の待ち時間にボロボロになった表紙のゴルゴ13をチラチラ読んだりする。
ただそういう読み方だから興味がぶつ切れになって、単行本を購入しようとまではなかなかいかない。
もちろん漫画が嫌いでもなんでもないし、たまたま縁遠くなってしまっただけで目の前に面白そうなものがあれば読む。
(書き終わってから思い出したので一応白状するが、そういえば10年ほど前に士郎正宗の攻殻機動隊1巻と2巻を旅先のビレッジバンガードで衝動買いしていたm(_ _)m )
Kindleの手始めに青空文庫の無料で読める文豪たちの作品ばかりをダウンロードしていたのだが、どれを読んでも全然集中できない。
10分もしたら集中が切れて目は滑るし脳の活性も下がっているから読書をしていても楽しくない。
やはり自分には電子書籍は合わないのかなと諦めかけていた時に、この漫画がセールで投げ売りされていた。
(注:私が購入した時は全て1冊11円だったのだが、現在は「新ブラックジャックによろしく」と「海猿」は1冊324円でポイントバックが93%(300円)に変更されている。「特攻の島」は一冊11円のままになっている。共に記事執筆当時)
で、ダメ元で「特攻の島」をとりあえず読み始めた。
自分でも意外だったのだが、気がついたら一気に最終巻まで読んでいた。
あれ?もしかして俺、電子書籍に体が慣れた?
と思って前から読みたかったが、なかなかタイミングが合わず後回しになっていたジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」を早速購入して読んでみたのだが、20ページ目あたりであっさり集中が切れた。
はぁ……。やっぱり小説だと駄目だ……。
もういっそのこと電脳化したい。