Xiaomi Redmi Note 4X
前回こちらの記事で紹介したようにXiaomi Redmi Note 4Xを毎日使っている。
dobonkai.hatenablog.com
5月の下旬に入手したのでまるまる1ヶ月毎日使ったことになる。
実際に使ってみて初めて分かることも多かったので出来る限り詳しくレビューを書いていきたい。
Xiaomi Redmi Note 4Xのスペック
Display | 5.5 inch FHD 2.5D Arc screen | |
CPU | Snapdragon 625 Octa Core 2.0GHz | |
GPU | Adreno 506 | |
System | Android 6.0 (MIUI 8.1) | |
Camera | rear camera 13.0MP with AF and flashlight + front camera 5.0MP | |
Bluetooth | 4.2 | |
Navigation | GPS, A-GPS, GLONASS | |
Sensor | Accelerometer, Ambient Light Sensor, Gravity Sensor, Gyroscope, Infrared, Proximity Sensor, Fingerprint Sensor | |
SIM Card | dual SIM dual standby, Micro SIM + Nano SIM cards |
CPUはQualcomm社のSnapdragon625。
各社のフラッグシップモデルはSnapdragonの800番台なのでそれらに比べると流石に処理能力は落ちることになる。
とは言ってもSnapdragon625は十分パワフルなCPUであるし、なおかつ省エネ性能が高いのでバッテリー持ちも良い。
高スペックを要求する最新の3Dゲームをヌルヌルのサクサクで遊びたいという人は、Snapdragonの800番台が乗ったハイスペックスマホを購入するわけで、そうではなくゲームも軽いものしか遊ばないし、殆どはSNSやネットサーフィンといった用途であればまったくもって必要十分なパワーをSnapdragon625は有しているし、メモリも3GB搭載されているので、ネットや動画で処理が引っかかるようなことは一度も経験していない。
ちなみにAututuのベンチマークの結果は61486だった。
ストレージは32GB。
この機種はDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)が可能になっている。
SIMスロットはmicroとnanoと2つあってnano側がmicroSD カードと排他仕様なっている。
microSDカードは128GBまで。
(排他仕様と言うのはmicroSDカードとnanoSIMは、セットする場所が共用なので同時に使うことはできずどちらか一方しか使えないという意味)
ストレージが32GBなので、それだけだと足りないという人もいるかと思うが、microSDカードを追加すればストレージの拡張は可能なので問題はなさそう。
ただこれもDSDS機の殆どがそうであるようにmicroSDカードを追加しようとするとデュアルSIMを諦めなければならないのはどうにかして欲しい。
microSDカードのスロットを別でつけてくれたらそういった問題もなくなるので今後の機種に期待したい。
そもそもDSDS運用するつもりがない人は全く関係ない話なので、ストレージ容量が足りないようならmicroSDカードを追加してもらったらいい。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ・同時待ち受け)について
Redmi Note 4Xの売りの一つにDSDS機能がある。
これは2枚のSIMを同時に使うことができるという機能になる。
私の場合は、通話用のSIMはnuro mobileの0SIM。
データ通信用にLINEモバイルのSIMを挿している。
2枚のSIMを挿した状態がこちら。
データ用のLINEモバイルは4Gでつながり、通話用の0SIMは3Gで接続されている。
この状態で電話がかかってくれば普通に通話ができるし、ネットのほうはLINEモバイルを使って通信できる。
特別難しい操作が必要になるわけではないし、APNの設定は最初に1回だけやってしまえばあとは普通のスマートフォンと何ら変わらず使える。
DSDSの良いところは通話用のSIMとデータ用のSIMの使い分けができるので、例えばどこかのMVNOで試してみたいプランができた場合などに気軽に乗り換える事ができるということになる。
通話SIMはどうしても契約期間の縛りなどがあったり、MNPする際に転出の手数料がかかるので、あまり気軽に乗り換えは出来ない。
しかしデータ通信のみのSIMであれば、殆どのMVNOで契約期間の縛りなどもないし電話番号が無いので転出手数料も必要ない。
だから気軽に他社に乗り換えることが可能になるので、1枚のSIMで運用するよりも自由度が増す。
ちなみに私のケースだと通話用の0SIMが月額700円、データ用のLINEモバイルがSMS付きで月額620円、2枚の合計が1320円で運用している。
静岡市の中心部、県庁周辺でRedmi Note 4Xを用いてLINEモバイルを測定した結果がこちら。
他社のMVNOだと混み合って遅くなる、平日のお昼時の時間帯でこれだけの速度が出る。
電波のつかみも問題ない。
全く同じ場所で朝の通勤時間帯の計測
ほぼすべての時間帯で必要十分の速度が出るのでLINEモバイルに全く不満は感じない。
LINEモバイルについて詳しくはこちら>>LINEモバイル
脅威のバッテリー持ち
今までメインで使っていたスマホがNexus5で、このスマホの弱点はバッテリーだった。
通勤時や昼食時、午後の休憩時間などそれぞれスマホを使うと夕方の退勤時にはもうバッテリー残量が20%を切っていたりして、そのまま飲み会などに行ってしまうと途中でバッテリー切れになることも多々あった。
そのためモバイルバッテリーを常に携行していたりしたのだが、それだけ荷物も多くなるしできれば持ちたくない。
それがRedmi Note 4Xの乗り換えたことで必要がなくなった。
それどころか私の使い方だと3日目でもまだ20%以上残るというバッテリー持ちの良さに驚かされた。
上の画像を見てもらえばわかるが、正確に書くと6月1日の20時頃に充電完了させて100%。
それが6月5日の18時頃に残量が27%となっている。
3日どころか4日近く使ってもまだこれだけ残量があるのだからもうモバイルバッテリーを持ち歩く必要はなくなった。
この恐ろしいほど長持ちするバッテリーの秘密はバッテリーそのものが大容量(4100mAh)であるということはもちろん、CPUのSnapdragon625が省エネに寄与してるところが大きいのだと思う。
これだけバッテリーの持ちがよければ、かなりヘビーにスマホを使いこなす人でも一日で使い尽くすのは難しいのではなかろうかとも思う。
どちらにしてもバッテリーに余裕があると精神的にも余裕が生まれるので良いことばかりである。
Xiaomi Redmi Note 4Xの問題点
日本語が無い
今まで良いところばかり書いてきたが、やはり悪い部分もある。
その代表的なものはシステムに「日本語」が無いというところだろう。
Redmi Note 4XはAndroid6.0がベースになっているのだが、Xiaomi独自のUIであるMIUI8が入ってる。
このUIには日本語が含まれていないので、基本的には英語を選ぶことになる。
もちろん中国語や韓国語が堪能であるならその設定にしたらいいのだが、私は日本語と中学生レベルの英語しかできないので一番最初の設定の場面でLanguageは英語を選ぶことになる。
英語力が怪しい私でも、簡易的な日本語化もできるので日常でアプリを使う際には全く問題は無い。
「MIUI8日本語化」でググると丁寧に解説されたやり方が出てくるのでそちらを参考にすると30分もあれば簡易的な日本語化はできてしまう。(スマホ以外にMi AccountとWindowsパソコンが必要)
Mi Accountは事前にXiaomiのページで作っておいたほうがいい。
Mi Account - Sign up
私はこれに気が付かないまま日本語化しようとしてつまずいたのでご注意いただきたい。
この簡易的な日本語化というのはざっくり説明するとMoreLocale 2というアプリを入れて、日本語の無いスマホでも強制的に日本語表示させてしまうという仕組みになっている。
この簡易的な日本語化は導入が比較的簡単ではあるが、UIまでは日本語化できないという特徴がある。
要は普段使っているアプリは今までとまったく同じように日本語で扱えるのだが、スマホのUIの部分、つまり設定などをいじるところは英語のままであるということになる。
絶対に100%すべてを日本語化できないと嫌だという方はとりあえず現時点でXiaomiの製品はおすすめできない。
ただ近い将来Xiaomiが公式で日本語対応するという噂も出てきているので、今は簡易的な日本語化で我慢しつつ公式の対応を待つというのもありだと思う。
参考リンク(MIUI Global Forum)
MIUI 8 Global Beta ROM 7.6.15 Released: Full Changelog and Download Links! - MIUI General - Xiaomi MIUI Official Forum
公式で日本語対応してくれたら最高だけれど、確定情報とは違うのであまり期待しすぎるのも良くない。
ただXiaomiが日本市場に正式に参入するという噂は何度も聞くので、もしそれが実現したら当然日本語対応するはずだからのんびり待ちたい。
ボディがサラサラで滑りやすい
両面とも高級感のある仕上げでかっこいい。
特に裏面はサラサラしているので見た目は良いのだが、とにかく手が滑る。
5.5インチという大きさもあり、さらにまだ私が慣れていないということもあると思うが何度も操作中に落っことしそうになった。
そしてとうとうやってしまうのである。
落としそうにはなっても実際に落としはしなかったのだが、カメラ性能のレビューのために花の写真を撮ろうとポケットから取り出したときにそのまま手を滑らせてアスファルトの上に落としてしまった。
しゃがんでいたので落ちた高さは1メートル以内だったと思うが、あたりどころが悪かったのか一発で割れた。
もちろんこの状態でも使えるのだが画面を割ってしまったのが初めての体験だったのでショックを受けてしまいその日は一枚も撮影しないまま帰宅してしまった。
実機を触った際にとにかく滑りやすいということがわかったので、すぐにケースを注文したのだが、それが到着する前の裸運用中に私の不注意で割ってしまったわけだ。
注文していたのはこちらのTPUケース
Luanke TPU Soft Case Cover - BLACK
それとフィルムプロテクター
Hat Prince 3D Arc Film Protector
上記のものが届くまで待てばよかったのだが、私の油断が招いた悲劇なので仕方がない。
もしこの機種を購入する方は私のように油断せず十分注意して使うか、安心のためにカバーや保護フィルムなどを使うことをおすすめしたい。
画面が割れると結構心へのダメージがでかいです。
で、この画面割れは部品を取り寄せて自分で交換修理しました。
それはまた別の記事で紹介します。
ちらっと見せるとこんな感じ。
実際に修理した記事書きました
dobonkai.hatenablog.com
Redmi Note 4Xの総評
2万円以下で購入できて、しかもバッテリーの持ちが良い。
さらにDSDSが可能なので2枚のSIMを使い分ける事もできる。
国内で普通に買える似たような価格帯のスマホというとgooのスマホG07だったりHUAWEI Nova Liteだと思うが、それぞれCPUの性能もバッテリーの容量もRedmi Note 4Xのほうが勝っている。
しかも2万円以下で買えると書いたが、実際にはうまいことgearbestのセールに合わせれば16000円くらいで買える場合もある。
ちなみに現時点では以下のクーポンを購入時に入力すると$139.99で購入できる。
クーポンコード「XRMNHB」
Only $139.99 for Xiaomi Redmi Note 4X 4G Phablet - INTERNATIONAL VERSION 3GB RAM 32GB ROM
クーポンの期限が6月30日まで。それとクーポンが適用されるのはblackだけなのでご注意ください。