最近はホームセンターなどではなくて100円ショップにも網戸を張り替えるための道具が一式売っていたりする。
プロにお願いすると結構なお値段をとられる網戸の張替えなのだが、意外と簡単に自分でできる。
今回は「ダイソー」で買ってきた張替え用の網戸で交換をする。
破れちゃった網戸
日当たりの良い場所なんかだと5年くらいで破れたりする網戸。
この網戸も例に漏れず破れてしまったので張り替えることにした。
用意するもの
網戸用のローラー
網戸のゴムをハメ込んでいくためにこのローラーがあると大変便利だ。
以前購入したものがあったので今回はそれを使ったが、これも網戸のコーナーに一緒に売っているので買っておいたほうがよい。
絶対に必要かというとそうではないが、この道具があると作業効率は一気に向上するので買っておいて損はないと思う。
先の細いドライバー
後述するが網戸は細長いゴムが嵌めこまれているので、それを隙間から引き出すのに先が細くて硬いものが必要になる。
ゴリゴリできればいいのでドライバーである必要はないが今回はドライバーを使った。
大きめのクリップ
実は網戸交換専用のクリップが売っていたのだが、そこまで専用品にこだわる必要もないかと思って、手持ちにあったクリップを使った。
網戸を仮押さえするのにクリップがあると便利なので最低でも3つは用意したい。
大きめの洗濯バサミでも大丈夫だと思う。
カッター
最後の仕上げで、網戸の余った部分を一気にカットするためにカッターは必ず必要になる。
ダイソーで買ってきたもの
近所のダイソーにはこれしか売ってなかったので選ぶことはできないのだが、サイズが200㎝×91㎝なので、いわゆる「掃き出し窓」と呼ばれる一番大きなサイズでも間に合うようになっているはずので、特殊なケースを除いてこれで問題ないはずだ。
例えば90㎝×70㎝の網戸ならこれで二枚分取れる。
押さえゴム
近所のダイソーには、ゴムの太さが「3.5mm」と「4.5mm」の二種類が置いてあって、我が家の網戸は4.5mmでピッタリだった。
買いに行く前にゴムのサイズを図っておくと安心だ。
このゴムはサイズを間違って細いのものを買ってしまうと使いものにならないので注意したい。
網戸の張り替え作業
古い網戸を枠から外す
別にこれも大変な作業ではなくて、網戸は押えゴムで周囲を止めているだけなので、まずそのゴムを引っ張り出せばいい。
古くなっているとゴムが劣化して固着していたりするので意外と硬い。
先が固くて尖ったものでゴムを溝から起こす。
つまめるくらい引っ張り出したら、ここからは手で掴んで一気に一周ベリベリベリっと引き剥がす。
ゴムが外れたら網も外して丸めて捨てる。
網が外れて枠だけになった。
新しい網の仮止め
3辺をクリップなどで仮止めしておくと作業が捗る。
押えゴムをはめ込む
網戸の張り替えはこの作業が一番重要になる。
まず角から少し余らせた部分からハメ込んでいく。
これはゴムをはめて一周回って帰ってきた時に長さの調整をしやすくするためなので、角から始めずにこうやって少しずれた場所から始めると後で困らない。
網を軽く引っ張りながらローラーでゴムをハメ込んでいく。
この引張るさじ加減が難しくて、アホみたいに力を入れると反対側が外れてしまったりするし、逆に引っ張る力が弱すぎると網がダルンダルンになってしまう。
これは言葉だと上手く説明できないので。大変申し訳ないが実際にやってみてもらうしかない。
ちなみに小さい網戸ほどやりやすいので、何枚も交換する予定ならば小さい網戸から始めて力加減の「コツ」をつかんだほうが良い。
コツが分かっていない段階で、いきなり大きなサイズの網戸に取り掛かると失敗しやすい。
一周回って帰ってきたら長さを合わせてカットする。
余った部分をカッターでカットする
ゴムの付け根の部分に刃先を入れて縁に添わせてカットする。
まとめ
はい。完成。
昔はホームセンターに行かないとこういった網戸の部品は手に入らなかったけれど、今では100円ショップで買えるようになった。
もちろんプロにお願いするのが一番なのだが、少しの道具と時間があれば案外簡単にできる。
例えばお子さんがいる家庭なら、一緒にやるのも楽しいと思う。
刃物を使うのでそれは気をつけなければいけないけれど、親子で始めるDIYの初歩として網戸の張替えは調度良い難易度だと思っている。
夏場に大活躍する網戸だからこそ、涼しい今の季節のうちにメンテナンスしておくのをおすすめしたい。
余談
余談になるが、今回全部で5枚の網戸を張り替えたのだが、その作業中の殆どが四つん這いの姿勢だったので、意識せず「体幹トレーニング」状態になっていた。
↑こんな感じ
おかげさまで日々の運動不足が祟って筋肉痛でひいひい言うことになった。
今後は「網戸の張替え体幹トレーニングメソッド」として新たに提唱していきたい。