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ネットの海の渚にて

私の好きなものを紹介したり日々のあれやこれやを書いたりします

【サーモス 象印 山善】真空断熱タンブラー人気3機種の保冷性能を実際に検証しました

おすすめ紹介

真空断熱タンブラーの性能比較実験

暑い季節が目の前に迫ってきた今日このごろ、そろそろ冷たい飲み物が恋しくなってきた。
氷を入れた飲み物を普通のコップに入れておくとあっという間にぬるくなってしまうし、なにより結露してテーブルがびしょびしょになってしまう。
その点、真空断熱されているタンブラーだと簡単にはぬるくならないし結露も全くしない。
買ってよかったモノの中でもかなり上位に入る。

今回はAmazonで人気のサーモス象印山善、以上3社の保冷性能を実際に検証する。

参加メンバーまとめ

サーモス 真空断熱タンブラー 420ml ステンレス JDE-420

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Amazon人気ナンバー1の真空断熱タンブラー。容量は420ml
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重さは196グラム

象印 まほうびんステンレスタンブラー 450ml ブラウン SX-DC45-TA

サーモスと価格帯もほぼ同じでライバル関係にある。
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容量は少し多目の450ml
色はこのブラウン以外にも定番のシルバーやゴールドもある。
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重さは182グラム

山善(YAMAZEN) 保冷温マジックタンブラー マット仕上げ 真空タンブラー ITD-450(MT)

このタンブラーは2年前に購入してそれから毎日愛用している。
他のタンブラーは新品なのにこれだけ2年間使われ続けたので若干不利か……。
容量は450ml
詳しくはこちらの記事でレビュー済み
dobonkai.hatenablog.com
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重さは他に比べると少し重たい217グラム

比較用に断熱されていないタンブラーも参戦

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こちらは友人からいただいた仙台空港限定のスターバックスのタンブラーだ。
真空断熱されていないどころか本体の素材がプラスチックなので残念ながら保冷効果はめっぽう弱い。
こういう実験をする場合に断熱機能は無いが、同程度の容量を入れられるタンブラーを用意しないと比較する上で有意なデータが取れない。
他のタンブラーに断熱効果がどれだけあるのかをわかりやすくするための、当て馬的な役回りなので若干申し訳ないが重要な役目でもある。

実験条件

全4種のタンブラーを有利不利が生じないように同一条件下で計測する。
入れる水は事前に冷蔵庫で十分冷やしたものを飲み口から約1㎝下まで注ぐ。
氷は冷蔵庫の製氷機で作られた同じ大きさのものを、それぞれ5個ずつ入れる。
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室内の決まった場所に4種が同条件になるように並べる。
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左からスタバ、山善、象印、サーモス。


1時間ごとに室温とそれぞれの水温をデジタル温度計で直接計測する。
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(手前にあるのは温湿度計)


計測はそれぞれのタンブラーにデジタル温度計を投入して1分間放置後の数値を採る。
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計測結果

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サーモスと象印が最後までほぼ同じ成績を残す結果となった。
山善はそれらと比べると若干性能が落ちるが、それでも十分すぎる結果を残したと思っている。
スタバのタンブラーは3~4時間でもう室温とそれほど変わらない温度まで上昇してしまっているので、もし30℃を超えるような真夏日に計測していたら完全に「ぬるま湯」になっていたかもしれない。

実験中の感想

やはりというか当然というか、一時間後の時点で早くもスタバのタンブラーの氷はほぼ消失寸前になった。
氷がなくなってしまうと、あとはもうタンブラーそのものの保冷性能勝負になるので氷が溶けきった2時間後以降のスタバタンブラーは悲惨な数字を叩き出す結果となった。

2時間後になると今度は山善のタンブラーの氷がほぼ無くなってしまった。
しかしここから怒涛の粘りをみせる。

3時間が経過するとすでにスタバと山善には氷が無いがサーモスと象印はまだ僅かだが残っている。
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かなり見づらいが右2つが象印とサーモス。

見づらいのでアップにしてみた。
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左が象印、右がサーモス。
よくみると氷がまだ残っている。


4時間後はもう全てのタンブラーで氷が無くなった。
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最初に書いたが入れた氷は製氷機で作った小さなものを5個しかいれていない。これはあえてそうした。
現実に使う場合はもっと多くの氷を入れるのだが、そうするといつまでたっても氷が溶けない状態になってしまって、測定が無駄に長時間に及んでしまうため、あえて少なめの氷でスタートした。
たったこれだけの氷でも完全に溶けきるまでに約4時間かかったわけで、そこから有意なデータが現れるまでに結局9時間かかった。おかげで休日が完全に潰れた。
仮に容量の半分程度までぎっしり氷を入れて、そこに飲み物を注ぐような使い方だと半日経っても余裕で氷が残っているので、有意な差が出るまで追いかけたら20時間とかそれくらい掛かりそうだったので避けたということになる。

ただこれほど少ない氷でもここまで保冷効果があるから、飲み物が薄まるのを極力避けたい場合に大変便利に使える。

実験を終えての雑感

実験した日の最高気温は昼ごろの28℃でそれがちょうどスタートと重なった。
その後時間が進むと段々と涼しくなってきて夕方には23℃まで下がった。
真夏と比べたらまだ涼しいとはいっても、9時間後に12℃~13℃を保っているのは脅威的だと思う。
なにせ水筒と違ってフタがない。それだけ不利な条件なのにこの結果だ。


例えば朝8時に入れた冷たい飲み物は、お昼の時点でまだ5℃~6℃をキープしているということになる。
これだけの保冷効果が期待できればほとんどの人は困らないはずだ。
それとまったく結露しないのも都合がいい。
会社のデスクで気がつかないうちにペットボトルなんかが結露して、大事な書類を濡らしてしまうという経験も一度や二度はあると思う。
その点、真空断熱タンブラーは結露しないのでペットボトルから入れ替えたら良い。


真空断熱の弱点は使っていくうちに劣化して真空部分に空気が入ってしまうことだ。
こうなってしまったらただのステンレス製のコップでしかない。
ちなみに真空じゃなくなった場合は結露するのですぐわかる。
山善のタンブラーを2年前に購入して毎日使っているが今回の結果を見てもらえばわかるように、真空状態は今も保たれている。
サンプルが私の手持ちひとつだけなので参考にならないかもしれないが、少なくても2年間は真空を保っているわけで耐久性能も期待してよいだろうと思っている。


山善をサーモス象印と比べると若干保冷能力が劣っているが、それは約半額という価格差を考えたらコストパフォーマンスは十分高い。
ちなみに山善とサーモスは飲み口の部分が非常に薄く加工されている。
これは好き嫌いが出るところだと思う。
私は薄い飲み口が好きだから問題ないが、これが気になる方は象印にしたほうが良い。
象印は飲み口が厚く丸く加工されているので唇の触った感じがとても優しい。
それと象印はカラーバリエーションが多いので家族同士で色違いで使いたい場合などに都合が良い。


実験前はもう少し各社で性能差が生じるかと予想していたのに、山善は価格差を考えたら十分な性能を見せたし、サーモスと象印に至ってはほぼ同等で、小数点以下の温度まで同じになることもあって思わず笑ってしまった。
ここまで来るとあとはお好みで選んでもらうしか無い。

どのタンブラーを買えば良いのか迷っていた方の、参考の一助になれば良いと思って記事にしたのだが、結果的に余計に迷わせてしまう事になったかもしれないと少しばかり心配している
サーモスのタンブラー一覧>>

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