ネットの海の渚にて

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大雨のときにお百姓さんが畑の様子を見に行く気持ち

http://www.flickr.com/photos/62468260@N08/14720724794
photo by Suraj P. Singh's Photography
最近ベランダで野菜を育て始めた。

9月の5日に新たにプランターを増やして種を植えたのに、その翌日からずっと雨。
栃木や茨木で大きな被害を出したあの雨だ。

ベランダ菜園なのでプランターたちは雨に打たれっぱなしになっている。
一日程度の雨ならそのままでいいやと思っていたけれど、雨の止む気配がない。
止む気配がないどころか、どんどんと雨脚は強くなっていって気が気じゃない。

それでも部屋の中入れるということは極力やらないと最初に決めていたので、スーパーのビニール袋でどうにかならないかと思案する。


とりあえずビニール袋の中にすっぽりとプランターを入れて様子を見ていたのだけれど、ビニールの上に雨水が溜まって、その自重で生えたばかりの芽を押しつぶしてしまう。
このままでは流石にいかんということになって、強い雨が降りしきる中、室内にビニールを敷き詰めて、ビショビショの水を垂らしまくるプランターを全て運び入れた。


台風が来るという予想が出ていたし、もう丸々2日雨が降っている。
このまま外に出したままだと根が腐るかもしれないという不安から部屋に入れたが、理想では外でたくましく育てるつもりだったからいきなり日和ったことになる。






本来野菜は路地で育つわけで、雨が続いたり台風が来たりということがあっても、そこでじっと我慢するしか無いのだ。
そうやって強い個体だけが生き延びる。
そう思って厳しく育てようと思ったが、いきなり部屋の中に避難させるという有様になった。


大雨が降ると農家のおじいちゃんやおばあちゃんが畑や田んぼの様子を見に行ったりして事故に遭ったりする。
そういった行動が後に批判の対象になったりすることがある。

今までは、なんでそんな危険なことをするのかと疑問に思っていたが、いざ自分で野菜を育ててみるとよくわかる。

結局、大雨の中ビショビショになりながら夜中に懐中電灯を握って、何度も何度もベランダに出てプランターを確認しに行ったし、最終的には部屋の中に避難させた。

今なら畑が気になってしまう、お百姓さんの気持ちがよくわかる。


プランター菜園のブログ始めました。
こちらもよろしかったら読んでやってくださいm(_ _)m
vegetable-garden.hatenablog.com