ネットの海の渚にて

私の好きなものを紹介したり日々のあれやこれやを書いたりします

なんだかんだ言っても はてな村はいいところ

先日、イケダハヤト氏にこの記事を

取り上げられて、それをキッカケに様々なところで言及された。
いわゆるトピックを創りだしたブロガーとして認識してもらえたことは嬉しかった。

もちろん自分の記事が多くの人に読まれて、しかも議論のたたき台に使えてもらえたのは光栄で大変ありがたかったのだけれど、いつもとは全く違う層にまでリーチしたせいでいわゆる「バカに見つかる」という現象に苛まれた。

やまもといちろう氏や本田雅一氏らのツイッターでつぶやかれたりした結果、今までの自分のブログを読んでくれていた層とは全く違うところにまで拡散されてしまった。
繰り返すが自分の記事が拡散されるのはありがたい。
ただ同時に「面倒くさい人達」の目にもとまってしまうことになった。


普段はブクマがたくさんついて、ホッテントリーしたとしてもあくまでもそれははてな界隈の中だけだ。
今回はイケハヤ氏のブログが発端でいつもとは全く違う広がり方をした。

今まではブクマがたくさんつくと、そこにネガティブなコメントや罵倒だけを目的としたコメントが書き込まれたりしたけれど、そういうのには慣れていて耐性があるはずだった。
逆に言うとはてなーの方々はリテラシーが高いので、誹謗中傷といってもある一定水準を超えるようなことは基本的にない。
ところが今回は違った。


正直に言って「この人大丈夫だろうか?」というような人からコンタクトが来る。
それも一件だけじゃない。
結構な数のコンタクトが来るのだ。
これは今までに経験がない。
しかも明らかに「一線」を越えてしまった内容で、出るところに出れば一発アウトの案件だ。

あきらかに脅しや脅迫に値するようなメールが来るし、論点が狂いまくっていて呆れる他ないような言及もいただいた。

今までは見つからずにこれたのに、今回のバズで見つかってしまったのだなぁとマジマジと思った。
昔からネットで活躍されている方々はこういった、訳のわからない誹謗中傷や脅迫の類に耐えながら活動されておられるのかと思ったら急に気の毒になった。


はてなブログを書き始めて、自分の意志とは無関係におもわず記事が炎上して、はてなーの悪意を一心に受け、心を痛めて去っていくという人をいままで何人か見てきた。
俺も炎上とはいかないものの、論旨の甘い記事を書いてはてなーに叩かれたことなら何度もある。
増田に辛辣な嫌味や中傷を書かれていることも知っている。
そういったはてな界隈で受ける悪意なんてものは、実際は大したものではないということが今回の一件でよくわかった。
はてなーは、なんだかんだ言っても節度がある。
罵倒も中傷もそこにペーソスがあったり、すくなくても知性を感じられる。
しかしはてなの外はそうでもない。



いままで何度もはてな村は修羅の国とか言ってゴメン。
外の世界のほうがよほど酷かった。
はてな民っていうのは、ちょっと恥ずかしがり屋さんで、コミュ症なだけの心優しい人達の集まりだってことがよくわかった。
好きな子に好きって言えなくて、いじわるしちゃうような連中の集まりがはてな村って所なんだとはっきりわかった。


俺はやっぱりここがいい。
はてな村はホッとする。