ネットの海の渚にて

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7000円以下で購入できる iDeaUSA Bluetoothワイヤレスヘッドホンのレビューや感想など

iDeaUSA Bluetoothヘッドホン ワイヤレスヘッドホン/Apt-X搭載/アジャスター/マイク/折畳み型 Black

B01HXK7R8M
今回はwcbdirectjpからモニター提供いただいたiDeaUSA Bluetoothワイヤレスヘッドホンのレビューを行いたい。

開封

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美麗な化粧箱


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かなりしっかりしたヘッドホンケースが付属している。


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同梱品はマニュアルとUSB-MicroUSBケーブルと、両端オスのイヤホンジャックコード。


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ヘッドバンドの途中が内側に折れるようになっていてコンパクトに畳むことが可能。
この手のギミックは安価なモデルにも同様なものがあったりするが、やはり安いものは作りがチャチなので折れそうな怖さみたいなものがあるのだが、この商品はあきらかにそういった低価格帯の商品とは一線を画しているのが触った瞬間にわかる。
非常にカッチリしていて安心感が違う。
こういった作りの良さは随所に感じられる。


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充電に使うMicroUSBの端子と有線接続したい場合に使うイヤホンジャック端子がある。


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操作部はマルチファンクションボタン(電話のマーク)が一つと、<と>のボタンの計3つ。
それら操作系は全てR側の手前の面に集中している。


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イヤーパッドの部分は固定式ではなくて、それぞれ角度を調整できる。
こういった細かい部分でも安物ヘッドホンとは一線を画しているところである。


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重量は250グラム。
やはり各所がしっかり作られているのでそれなりに重量はある。
しかし、重さがあってもヘッドバンド部のフィット具合や耳あて部分のシットリとした触り心地等もあって長時間装着していても全く苦にならない。


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マルチファンクションボタンを長押するとペアリングが始まる。
当機のデバイス名は「iDea S204


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安心の技適マーク付き




実際に使ってみての感想

まず手にとって最初に感じたのは、作りが本当にしっかりしているということだ。
私の場合、ヘッドホンはいわゆる安価な価格帯のものを使い捨てにする感覚で使ってきた。
そういったものと比べると、価格帯が違うということもあるが、明らかに作りのレベルが違う。

このヘッドホンも販売価格だけを見たら決して「高級機」というヘッドホンではない。
7000円弱という価格帯のヘッドホンであるにも関わらず1万円台中盤から1万円台後半くらいの見た目と高級感がある。

ヘッドバンドの部分やイヤーパッドの部分。
体に触れるところの素材がとても高品質で、しっとりと柔らかくて手触りが良い。
250グラムという重量があるにも関わらず、長時間装着していても痛くならないのは、ヘッドバンドの締め付けの加減とイヤーパッド部の柔らかさがあるからだ。
締め付けも強すぎず弱すぎず、絶妙な強さに調整されていて、こういった部分が低価格帯のヘッドホンとは雲泥の差がある。

安いものは耳あて部分の触り心地が悪かったり、締め付けが妙に強くて長時間装着していると頭痛がしてくるようなものもある。
また逆に締め付けが弱すぎて少し頭を傾けたりしただけでズレてしまうものもある。

このあたりの「装着感」というのはヘッドホンの価格に直結するところでもあるので、この装着感をこの価格で実現しているのは素直に凄い。
これだけ高品質なものをこの価格で出されたら、国内メーカーも過去の栄光にあぐらをかいていると、この分野も中華メーカーにごっそり奪われることになりかねない。
パイオニアやソニー、オーディオテクニカあたりには、とにかく頑張っていただきたいと切に願う。


音質もこれまたびっくりするほどよく出る。
バランスは低音に少し偏り気味な感じはするが、全域で奥行きのある太い音が出る。
切れがあってキンキンにエッジが効いているというよりも、マイルド方向の味付けになっていてこれもまた長時間使っていても耳が疲れない。
低音は迫力があってパワフルだし、中音はボーカル部分がくっきりと浮き上がり、高音はシャリシャリした子供っぽさはまったくなく、大人が音楽をじっくりと嗜むのに相応しい音質だと感じた。

それと低音がパワフルなので映画の視聴にも非常に適している。


それと遮音性が非常に高い。
イヤーパッドは耳全体をすっぽり覆ってしまうような大型タイプではないのに、イヤーパッドの素材のせいなのか耳に気持ちよく密着するせいで遮音性が見た目に反して非常に高い。
もちろんカナル型のイヤホンほど外部の音をシャットアウトするわけではないが、音楽に集中しやすいレベルで遮音性は確保されている。


1番驚いたのは、Bluetooth接続なのに遅延がほとんど発生しないということだ。
最近はこちらのヘッドホンをよく使っていたのだが
dobonkai.hatenablog.com
映画などを見ているとはっきりわかる遅延が発生していた。
これはBluetoothの宿命みたいなものだと諦めていたのだけれど、当機種は遅延をほぼ認識できない。
ものすごく集中して見てみれば若干の遅延はあるのだが、それは1/100~3/100秒程度の遅延なので、普通に見ているぶんにはほとんどの人は気にならないはずだ。

音質も低音がよく出るので映画の視聴には大変優れている。

充電は約2時間で満タンになって、連続使用で約14時間使える。
バッテリーが少なくなるとランプが赤く点灯するので突然切れるということは避けられると思う。
最悪、バッテリー切れを起こしたとしても、付属のイヤホンジャックケーブルで接続すれば、有線のヘッドホンとして使える。

最後に

1番気に入ったのは柔らかでシルキーなイヤーパッドの触り心地なのだけれど、この気持ちのいい素材の耐久度がどれくらいあるのか今から心配になる。
以前、こういった非常にさわり心地のいいイヤーパッドを持ったヘッドホンを所有していたことがあるが、それは3年ほどで表面がボロボロと剥がれてきてみすぼらしい見た目になってしまった。
当機種の耐久性はまだこの時点では分からないがなるべく長く持ってほしいと願うばかりだ。

記事公開時の価格で、7000円を切っている。
実際に目で見て触ってみるとわかるが、1万円以下のヘッドホンとはとても思えないレベルの仕上がりになっていて満足度が高い。
遅延もほとんど発生しないし、音質も素晴らしい。バッテリーの持ちも10時間以上ととりあえず文句のつける所がない。
大変オススメのヘッドホンですよ。