ネットの海の渚にて

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プロブロガーとかいう夢のない職業

http://www.flickr.com/photos/51035555243@N01/4595386436
photo by Thomas Hawk

ブログで食っていこうみたいな記事が上がってそれに付随する形でいくつかの記事を読んだ。
脱サラしてプロブロガーになりたいという記事を書いた人が誹謗中傷に心が折れてやっぱりブログつまんねえからもう書かねぇみたいな展開になっているみたいだ。
その後を追っていないからどうなったか知らないけれど俺の読んだ時点ではそんな感じだった。

今回はそのブログを書いた人について語るわけじゃあない。
プロブロガーっていう職業についてだ。



どこで読んだか忘れたけれどブログを書いてそのアドセンスやらアフィリエイトで報酬をもらったことがある人は1000人に一人らしい。
もちろんこれが正しい情報かどうかは俺にはわからない。
けれど肌感覚としてそんなもんかなぁという気はする。

Googleのアドセンスは8000円分貯まらないと支払いを受け取れない。
Amazonのアフィリエイトは500円からだ。

Googleのアドセンスはおおよそ1000PVで100円だ。
もちろんブログによって割合は変わる。
最適化されたブログと素人が単純にやっているブログとで広告収益に差が出ないはずがない。
おそらく1000PVあたり500円が限界値なんだと思う。
これは相当にマネタイズに特化したサイトだからできる数字で、俺を含めた一般人が片手間で趣味の範囲でやっているブログと比べても仕方がない。

ということで一番現実的な数字である1000PVで100円という条件で計算すると最低支払額の8000円には8万PVが必要になる。

一ヶ月で8万PVを稼ぐブログを運営できているブロガーはどれだけいるのだろうか。
(もちろん毎月1000円ずつコツコツと稼いで8ヶ月後に8000円貯まった時にもらうことも可能である)

毎月コンスタントにGoogleから振り込まれているブロガーがこのはてなの中に何人いるのか想像付かない。


ここからが本題である。
プロブロガーといえばイケハヤ氏が有名だが彼の年収はおよそ500万円とのこと。
ブログ界のスターと言える人の年収が500万円だ。

アンチ、信者。
そういったものを巻き込んで自分自身をプロデュースして炎上に身を晒して、ブログ芸人と揶揄されながら稼ぐ金が500万円という事実。
良い悪いは別にしてイケハヤ氏といえばブログ界のトップランナーであることは間違いない。
もっと言ってしまえばブログ界のイチロー、松井である。

現時点でプロブロガーとして一番稼いでいるのがイケハヤ氏であるならばそう言わざるを得なくなる。

現時点のプロ・ブロガーの最高到達点がイケハヤ氏であるという絶望感。
野球界のスーパースターであるイチロー、松井であれば年間で数億を稼ぐにも関わらずブログ界ではイケハヤ氏の500万がトップランナーである事実。

全くもって夢がない。
イケハヤさん。せめて5000万円くらい稼いでくれよ。
月に8万PV稼げるブロガーが1000人に一人もいない中で、その中からさらに選ばれた人間であるイケハヤ氏が年収500万円ではとても夢のある職業とは思えない。
この国においてイケハヤ氏と同じく純粋にブロガーとして年間500万円稼いでいる人は何人いるのだろうか?

一応ここで言及しておくが今回話題にしているのは、いわゆる2ちゃんねるのまとめブログだったりアフィリエイト商材に特化したブログのことではなくて、イケハヤ氏のように自分で記事を書く普通のブロガーを想定している。



プロ野球の一球団あたりの支配下選手はおよそ60人。
球団は12あるから合計で720人。
これらの選手は少なくても平均500万円以上はもらっているはずだ。

ブログで500万円以上を稼いでいる人が720人より少ないとしたら、イケハヤ氏になるためにはプロ野球選手になるよりも狭き門である。

その狭すぎる門をくぐり抜けた先のスタープレイヤーが稼ぐ金額が500万円なんだからやっぱりプロ・ブロガーなんか夢のある職業なんかじゃない。

才能を持ったほんの一握りが掴める成功にしてはその報酬が少な過ぎませんかね。
とてもじゃないが誰かにおすすめできるような職業じゃないってことは確かです。

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