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ネットの海の渚にて

私の好きなものを紹介したり日々のあれやこれやを書いたりします

おすすめの戦争映画を30本紹介します

ランキング形式にしようかと思ったのですが、名作揃いの戦争映画に順位をつけるのは至難の技だったので、今回は各戦争ごとにまとめて私のおすすめしたいベスト30本を紹介します。

第二次世界大戦を扱った映画

プライベート・ライアン

1998年 監督 スティーヴン・スピルバーグ

プライベート・ライアン [Blu-ray]

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冒頭のノルマンディー上陸作戦の映像は近年の映画の中では間違いなく頭ひとつ抜けている出来。
戦争の酷さや痛さが伝わるシーンが連続して一気に引き込まれる。
ストーリーとしては凡庸だが、戦争映画を語る上では決して外すことのできない名作。



スターリングラード

2001年 監督 ジャン=ジャック・アノー

スターリングラード [Blu-ray]

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二人で1挺しか支給されないライフル。
前方は最新兵器を扱うドイツ軍の弾薬の雨あられ。
恐れをなして後ろに下がろうとすると、後方に陣取る部隊から逃亡兵として機関銃で容赦なく撃ち殺される地獄絵図。
プライベート・ライアンにも負けない悲惨な映像が続くけれど見どころはレイチェル・ワイズの真っ白なおしりです。



ヒトラー 〜最期の12日間〜

2004年 監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル

ヒトラー ~最期の12日間~ Blu-ray

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どこかの動画サイトでいじられすぎて何の映画かわからなくなってしまいそうだが、ヒトラーとドイツが滅亡していく12日間を女性秘書の視点から描いた作品。
ヒムラーの奥さんがドイツ帝国の最期を察し、まだ幼い子供たち4人に毒を飲ませるシーンは見ていてつらい。
「チキショーメ」



戦場のメリークリスマス

1983年 監督 大島渚

戦場のメリークリスマス [DVD]

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戦争映画ではあるものの戦闘シーンは一切無い。
しかも登場人物は全員男で監督は大島渚。主演はデビッド・ボウイなのだから推して知るべし。
「メリークリスマス ミスター ローレンス」



メンフィス・ベル

1990年 監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ

メンフィス・ベル [DVD]

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戦争映画をアメリカ的ご都合主義の青春映画にするとこうなるという見本。
お話自体はうまくまとまっているのだけれど、その飛行機が落とした爆弾がどういう結果になっているのかについては触れない。
よくもまあ戦争をここまで美化したなあという意味でおすすめです。



イングロリアス・バスターズ

2009年 監督 クエンティン・タランティーノ

イングロリアス・バスターズ [Blu-ray]

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これを戦争映画というジャンルに入れていいのかという意見はひとまず置いておくとして、タランティーノが戦争映画を撮るとこうなるだろうなと想像した通りの作品になっている。
ドキドキハラハラのエンターテイメント作品に仕上がっているので、暗く悲しい戦争映画ばかりで疲れてしまった頃に見るのをおすすめします。



ワルキューレ

2008年 監督 ブライアン・シンガー

ワルキューレ [Blu-ray]

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ヒトラーの暗殺計画「ワルキューレ作戦」を遂行するためにギリギリの行動をとるトム・クルーズ。
手に汗握る展開が続くのだが、所々「そりゃ都合が良すぎませんか?」と突っ込みたくなる箇所がある。ここさえ目を瞑る事ができれば緊張感あふれる良い映画。



火垂るの墓

1988年 監督 高畑勲

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説明不要のアニメ界の名作。
毎年お盆近くなると日本テレビで放送されて、全国から「なんで死んでしまうん?」と悲鳴が上がる夏の風物詩。
一部ではトラウマ製造映画としても有名。



硫黄島からの手紙

2006年 監督 クリント・イーストウッド

硫黄島からの手紙 [Blu-ray]

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ハリウッドが撮る日本というのはそのほとんどが「トンデモ」なことになっていることが多いが、今作はそんなことはなく然りと「日本的」に撮られている。
父親たちの星条旗と合わせて二部作ではあるものの、今作だけ見ても問題ない作りになっている。
日本人俳優たちの演技も見どころで主演の二宮くんは、この映画の名演をきっかけにハリウッドに進出か!と思ったけれどそうでもなかったようだ。



男たちの大和/YAMATO

2005年 監督 佐藤純彌

男たちの大和/YAMATO 限定版 [DVD]

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とにかく普段から予算の少ない日本映画において、異例の巨額とも言える6億円をかけた大和のセットはなかなか見応えがある。
かと思うと安っぽいCGも組み合わされていたりして、日本映画のチグハグさを垣間見ることになるのだがその辺りは映画の評価とはそれほど関わりがない。
戦争というよりも人間を描いているのでハリウッド大作のような見応えのある戦闘シーンを期待すると多少残念な結果になる。
お涙頂戴的なストーリーが見え見えなのだが、やっぱり泣いてしまうのは作品の妙だろうか。



フューリー FURY

2014年 監督 デヴィッド・エアー

FURY / フューリー [Blu-ray]

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極力CGを省いて実写にこだわった作品。
ここまで戦車戦を緻密に描いた作品は類を見ない。
ただ、開けた十字路の真ん中で地雷を踏んで立ち往生しているのに、数えきれないドイツ軍と十分に渡り合えてしまうのは流石に無理な設定か。
パンツァーファウストを携行している歩兵が何人も描写されているのに、動けない戦車になぜ打ち込まないのか不思議でしょうがなかった。




ベトナム戦争を扱った映画

グッドモーニング, ベトナム

1987年 監督 バリー・レヴィンソン

グッドモーニング,ベトナム [DVD]

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ベトナム戦争をラジオDJからという視点で描いた作品。
主演のロビン・ウィリアムズが台本無視のアドリブでしゃべりまくるDJは必見。
悲惨な戦いとして描かれることの多いベトナム映画の中では異端な作品で、他とは違う角度からベトナム戦争というものを考えることができる。



ディア・ハンター

1978年 監督 マイケル・チミノ

ディア・ハンター [Blu-ray]

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ペンシルバニア州に住むロシア系移民の末裔である若者たちの群像劇。
鉄工所で働いていた彼らが戦争をきっかけに大きく変化していくさまを映し出している。
戦争中のシーンで登場した「ロシアンルーレット」という死のゲームを世に知らしめた作品として有名だが、戦争映画というよりも若者たちの時代に翻弄される虚しさや儚さを感じる映画になっている。
上演時間が少々長いが、公開から30年以上たった今でも度々話題になるのは、それだけこの作品に普遍的な何かがある証拠だろう。



プラトーン

1986年 監督 オリバー・ストーン

プラトーン [Blu-ray]

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ウィレム・デフォーの天を仰ぐあのポーズがあまりにも有名。
主役はチャーリー・シーンなんですけどね。
戦争を美化してしまう映画が多い中で、米軍がベトナムでやっていた悪辣非道な部分を正面から描いた作品。



ハンバーガー・ヒル

1987年 監督 ジョン・アーヴィン

ハンバーガー・ヒル [DVD]

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「ひき肉にされてしまうほどの戦闘が行われる場所」ということで937高地のことをハンバーガー・ヒルと皆が呼んだ。
作戦に参加した者の6割が失われてしまう程の血みどろの激戦のなか、米軍はハンバーガーヒルに旗を立てることに成功したが、あまりの被害の大きさから本国での厭戦ムードは更に高まり、ベトナム撤退を結果的に早めたことになる。



ランボー

1982年 監督 テッド・コッチェフ

ランボー [Blu-ray]

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厳密に言うと戦争映画では無いのだけれど、ランボーはベトナム戦争が生み出した犠牲者であり怪物なのでこのラインナップに入れた。
戦争帰りが疎んじられるアメリカ国内で、国のために戦ったのになぜ報われないのかと沸々と怒りをためていたランボーは、立ち寄った田舎町での警官たちの乱暴狼藉に、ついに怒りを爆発させる。
戦争が生み出した怪物ランボーはたった一人で戦争を始める。



地獄の黙示録

1979年 監督 フランシス・フォード・コッポラ

地獄の黙示録 劇場公開版/特別完全版 [Blu-ray]

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カーツ大佐を暗殺せよという命を受けてマーチン・シーン(チャーリー・シーンのお父さん)がナン川を遡上していく戦争映画でありながらロードムービー的な内容になっている。
この作品は様々な要因で○○バージョンというような編集の異なる作品がたくさんある。
もちろんすべてを見ることができればそれが一番なのだが、とりあえずおすすめするのは「完全版」です。
劇場公開版ではカットされたシーンが多く、この完全版とは全く違う作品と言ってもいいくらいに印象が変わるので、一概に「地獄の黙示録を見た」と言っても話が合わない場合が出てくることもある。
劇場版ではフランス人のプランテーションのシーンはごっそりカットされているし、他にも記憶が定かではないが、慰安に来てくれたプレイメイトたちの、帰りの飛行機が不時着してしまって、進退窮まっているシーンなんかもカットされていた気がする。
賛否はあるものの、どうせ見るのなら完全版をおすすめしときます。



フルメタル・ジャケット

1987年 監督 スタンリー・キューブリック

フルメタル・ジャケット [Blu-ray]

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映画に疎い人でも名前だけは聞いたことがあるであろう戦争映画の金字塔。
鬼才キューブリックが生み出した一回見たら忘れられない「微笑みデブ」は映画界きっての愛されキャラで、いまだにそのパロディは作られ続けている。
前半と後半で全く違う作品になっているので、一本で二本の映画を見たような気になれるお得な映画です。
ラスト付近で女スナイパーが登場するが、彼女の持っている武器が狙撃銃であるドラグノフではなくて、とても遠距離射撃の精度が高いとはいえないカラシニコフAK-47じゃねえかと突っ込みたくなるけれどそれは野暮なんだろうと思う。
新兵たちを鼓舞してくれるハートマン軍曹の愛情あふれるスラング集もお楽しみに。
「誰だ!どのクソだ!アカの手先のお○ェラ豚め!」



7月4日に生まれて

1989年 監督 オリバー・ストーン

7月4日に生まれて [DVD]

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7月4日というのはアメリカにとって特別な日である。
その日に生を受けたロン・コーヴィックは運命なのか愛するアメリカのために海兵隊に志願してベトナムに派遣された。
そこで皮肉にも大きな怪我を負い一生車いすの生活になってしまったロンは国に帰ることになるのだが、このことをきっかけに人生も性格も変わってしまう。
模範的なアメリカ人だったはずが酒や薬に溺れて廃人のようになってしまう。
戦争によって一人の若者の人生が大きく壊れるさまを描き出した反戦映画の名作。




ワンス・アンド・フォーエバー

2002年 監督 ランダル・ウォレス

ワンス アンド フォーエバー [Blu-ray]

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メル・ギブソン演じる主人公ハル・ムーア中佐がとにかくカッコイイ。
こういう上司だったら命をかけてもいいかなと思うくらい男前だ。
ということは、ハリウッドお得意の戦争を美化して英雄化してしまう悪癖が、ところどころ顔をだしているということなのだけれど、それほど気にならない。
少しばかり兵士たちをスーパーマンに描きすぎている部分はあるものの、素直な人物描写なども多くあり戦争映画の良作としておすすめできる。



近代戦(湾岸、イラク、アフガニスタン)を扱った映画

ハート・ロッカー

2008年 監督 キャスリン・ビグロー

ハート・ロッカー (期間限定価格版) [Blu-ray]

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いわゆる戦争ジャンキーの物語。
爆弾処理というひときわ生き死にの現場に近い任務を専門にこなすことで、国に帰ってもそこが自分の居場所ではないように感じてしまう。
常に死と隣り合わせの戦場にいることで、皮肉にも自分が生きていることが実感できるが、平穏無事な暮らしの中にいると自分が生きているのか死んでいるのかさえ、わからなくなってしまうほどに壊れていく。

本来この映画が訴えたかったことはそういうことなんだろうと思うのだが、砂漠の中でのスナイプ合戦や病院での虐殺シーンに義憤をかられるストーリーは必要だったのかなと疑問に思う。
そういうことよりも、戦争に取り憑かれてしまって壊れてしまった主人公の内面の葛藤をもっと描いて欲しかった。



ネイビーシールズ

2012年 監督 スコット・ウォー  マイク・マッコイ

ネイビーシールズ コレクターズ・エディション [Blu-ray]

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つい先日dTVで視聴した。
FPSゲームなどで特殊部隊に興味が湧いた人なんかにはちょうどいい映画だと思う。
アメリカ海軍の特殊部隊SEALSの活躍をかなり細かいディテールまでこだわった作品になっている。
使用している武器に映画でありがちな間違いもないし、敵の施設を急襲する際の一連の連携プレーはまるでゲームの美麗なムービーを見ているようだ。
余談になるが米軍最強の部隊と名高いSEALSだけれど、その中でもTEAM6(DEVGRU)は精鋭中の精鋭という噂。



ゼロ・ダーク・サーティ

2012年 監督 キャスリン・ビグロー

ゼロ・ダーク・サーティ スペシャル・プライス [Blu-ray]

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史実を元にした作品。
オサマ・ビンラディンを捕まえるために活躍する女性CIA職員のマヤを主人公にスリリングな展開でストーリーは転がっていく。
映画として楽しむには非常に出来が良いのだが、史実が元になっている分かなりアメリカに都合の良い解釈になっている。あくまでも映画は映画として楽しまなくてはいけない典型例。
オサマ・ビンラディン襲撃は前段で紹介したTEAM6(DEVGRU)が主体になっていた作戦だが、実際の現場ではいきなりステルス仕様の最新鋭のブラックホークを墜落させてしまったり、かなりのドタバタ劇だったらしいのだが、映画内では終始かっこ良く描かれている。
そもそも丸腰だったビンラディンをなぜ現場で射殺してしまったのか疑問が残る。



ジャーヘッド

2005年 監督 サム・メンデス

ジャーヘッド [Blu-ray]

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戦争映画なのだが全然戦闘が始まらないところがこの映画の面白いところでありミソである。
現場に配置されているにも関わらず大したことも起きず毎日訓練に明け暮れる。
戦いに来たはずの砂漠なのに国にいたころと変わらず訓練漬けの毎日。
腐りかけていた時についに任務が下るのだが結局それこそが戦争映画に対する最大の皮肉になっている。
これは実際にこの作品を見て確かめて欲しい。



上記以外の戦争紛争を扱った映画

キリング・フィールド

1984年 監督 ローランド・ジョフィ

キリング・フィールド [HDニューマスター版] Blu-ray

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カンボジア内戦
アメリカ人ジャーナリストのシドニーとカンボジア人通訳であり地元新聞記者でもあるプランの物語。
カンボジアで起きていることを決死の思いで取材して伝えようと、ジャーナリズムの使命感によって突き動かされているものの、ポル・ポト率いるクメール・ルージュによって実質的に支配されてしまう。
そんなカンボジアから脱出することになるのだが、シドニーは米国人であるから問題なかったのだが、カンボジア人であるプランは簡単には出国できない。
そのため偽造のパスポートを調達するのだが出来が悪く見ぬかれてしまう。
当時のカンボジアは知識階級の人民を軒並み粛清していたので、新聞記者であるプランもその身分がバレてしまったら間違いなく処刑されてしまう。
果たしてプランはどうなるのか。



ブラックホーク・ダウン

2001年 監督 リドリー・スコット

ブラックホーク・ダウン [Blu-ray]

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ソマリア内戦
30分で終わるはずだった作戦が、ヘリ(ブラックホーク)の墜落によって、ベトナム以降で最大の被害者を出す、悪夢のような一晩を描いた作品。
特殊部隊が敵拠点を急襲している最中、周囲の状況を監視するために現場上空を周回飛行しているところをRPG-7によって撃墜される。
墜落した場所は敵支配地のど真ん中で、本来の作戦とは別にヘリパイロットの救出も追加されることになった。
そんななかで二機目のブラックホークも撃墜されてしまう。
最も恐れていた最悪の状況に陥ってしまったわけだが、今回の作戦自体が秘密裏のものだったため、友軍に援助を求める判断が遅れることになって、すべての作戦行動が後手に回ってしまった。
そういった諸々の不手際の中で突如として戦争のど真ん中に送り込まれてしまった形になった若者たちがこの困難な状況の中、如何に戦いそして死んでいったのか……。
終始アメリカ視点で描かれているので、ソマリア民兵が「群がるゾンビ的」に描写されている部分が気になるが、戦争アクション物としては珠玉の出来であることは間違いない。



ノー・マンズ・ランド

2001年 監督 ダニス・タノヴィッチ

ノー・マンズ・ランド Blu-ray

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ボスニア紛争
背中の下に地雷を埋められて、地面に寝転がった姿勢から動くに動けない状態になってしまった男を中心に物語は展開する。
くすっと笑えるような演出が、各所に散りばめられているのだけれど、そこに映しだされている人々の状況としては、完璧なまでの絶望的な状態にあるわけで、そういった戦争の持つ滑稽さと残酷さを表すことで強烈に皮肉る演出が見て取れる。
派手な戦闘シーンは無いし、どちらかと言えば悲喜劇を見ている感覚に近い。
もともとこの間までは同じ国民として暮らしていたセルビア人とボスニア人。
今は敵同士でも共通の知人がいたりして、この絶望的な状況の中で人間的な部分が垣間見れるのだが、結局はもっと大きな何かによってそういう個人的な感情みたいなものはいとも簡単に無効化されてしまう。
コメディっぽくストーリーは進むのだが、登場人物が救われるような部分は一切無い。
視聴後はなんとも言えない感情にさせられるのは間違いない。
今回紹介している作品の中で、強引に順位をつけるなら間違いなくTOP3には入る名作。
未見の方はぜひ見ていただきたい。



山猫は眠らない

1993年 監督 ルイス・ロッサ

山猫は眠らない [DVD]

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中米(パナマ)の麻薬戦争
この作品は正確に言うと戦争映画では無いかもしれない。
アメリカによって行われている中南米での親米政権を企む特殊工作の一つであって、いわゆる戦争とは違う。しかも今回の任務の相棒(スポッター観測手)は軍人ですらなくSWAT出身の若者だ。同じスナイパーライフルを扱う職務であっても軍人と警官では考え方も何もかも違う。そういったギャップが埋まっていくところも今作の見どころだ。
この作品はランボー同様、次々にシリーズ化されて「パート5」までいっている。
正直に感想をいうと回を重ねるごとにベケットがスーパーヒーロー化してしまってなんだかなぁと思うのだが、パート化された映画はおしなべてこういう結果になるものなのであきらめている。



ホテル・ルワンダ

2004年 監督 テリー・ジョージ

ホテル・ルワンダ [Blu-ray]

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ルワンダ内戦
1994年フツ族によるツチ族の大量虐殺が巻き起こる。いわゆるルワンダ虐殺である。
その最中に難民1200人以上をホテルに匿った実在のホテルマン、ポール・ルセバギナの物語。
頼りにならない国連軍にヤキモキしながらも今まで培ってきた豊富な人脈を伝って問題解決を図ろうとする。
圧倒的な暴力に対して一般人がどうやって立ち向かうべきかの一つの例を示してくれた映画だ。



ぼくらの七日間戦争

1988年 監督 菅原比呂志

ぼくらの七日間戦争  ブルーレイ [Blu-ray]

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え?戦争映画じゃ無いだろって?
いいんだ。宮沢りえが圧倒的にカワイイから。
戦争映画ばかり見てると心がささくれだってくるから、この悪魔的に美しい宮沢りえで癒やされていただきたい。



最後に

古今東西戦争映画はたくさんあってそのどれもが名作揃いです。
今回は私の好みで30本を紹介しましたが、これ以外にもまだまだ名前が上がることだと思います。
最近の作品で言えば「アメリカンスナイパー」の評判がすこぶる良かったので、見に行きたかったのですが、なかなか予定が合わず結局劇場へ行くことが出来ませんでした。

他にも「ジョニーは戦場へ行った」や「戦争のはらわた」「炎628」「私は貝になりたい」など、まだまだ紹介したい作品はあるのですが、挙げていったらきりがないので今回はこの辺で終わりにしますが、皆さんのおすすめがあればブコメに記していただけたら幸いです。