昨日久しぶりに旧友と二人で居酒屋にて
ワシ「おまえはええな。かわいい嫁さんがおるじゃろ」
友人「おまえもさっさと結婚せえよ」
ワシ「なかなかチャンスが無くてのぉ」
友人「なあ。前から聞こう思っとったんじゃが……」
ワシ「なにをじゃ」
友人「あ、あ、あ、あれじゃ」
ワシ「だからなんじゃ」
友人「おまえもしかして……」
ワシ「だからなんじゃて。はっきりせえよ」
友人「まさかとは思うがの、ほ、ほ、ほ……」
(沈黙およそ一分)
友人「ホモけ?」
ガッシャーン(ワシが持っていたレモンチューハイのグラスが落ちて割れた音)
友人「いやな、俺らの中じゃお前はもしかしてその、ほれ、そうなんじゃないかって……」
(ワシは無言でこぼれたレモンサワーをおしぼりで拭いてる)
ワシ「――おまえ、ワシが昔付き合っとった女紹介したことがあったじゃろ」
友人「何年まえのことじゃ。もう忘れたわ」
(居酒屋のお姉さんが新しいチューハイを持ってきてくれたがそのグラスを握っているワシの手は怒りで小刻みに震えている)
友人「前に聞いたことがあるんじゃがな、自分がホモだってことをかなり時間が経ってから自覚することがあるそうじゃな」
(ワシは怒りを鎮めるためにポケットからタバコを取り出したが手が小刻みに震えているため上手く火が着かない)
友人「だから最近俺らの仲間内ではおまえが本当はホモじゃなかろうかって噂しとるんじゃ」
ワシ「――仲間って誰のことじゃ」
友人「そら○○やろ、それと○○も。それからあれや東京行った○○も言ってたな」
友人「まあ、この歳になっても浮いた話ひとつなかったらそういう噂もたつじゃろ」
友人「で、まあ。友人を代表してそのことを確かめに来たんじゃ」
ワシ「――おまえ、随分とおしゃべりになったのぉ。昔は無口な男じゃったのにのぉ」
(沈黙)
ワシ「ワシゃおしゃべりな男はきらいでのぉ」
友人「ま、ま、待て。怒るな。怒るな。そんな意味で聞いたんじゃない」
ワシ「ワシのおらんところでそんな話してワシのこと笑いもんにしてたんじゃろ」
友人「ち、ち、違う。そうじゃなくてお前のことみんな心配しとるんじゃ」
ワシ「うるさいんじゃボケェ。おどりゃ表出ろ」
こんなことがあって久しぶりに体を動かしたので今日は筋肉痛が酷くブログが書けません。
独身が長くなるとこうやって友人が心配してくれます。
ありがたいですね。(にっこり)
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