ネットの海の渚にて

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【レビュー】TENKER 布団クリーナーの特徴と良い部分と悪い部分

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今回はモニター提供いただいた、TENKER 布団クリーナーを紹介したい。

布団クリーナー兼ハンドクリーナーとしても使える便利な掃除機で、実際に使ってみると特にヘッド部分が布団用に特化しているため吸込仕事率が低くてもかなりの清浄効果が認められた。
ただし全てにおいて合格点というわけではないので詳しくは以下の項で説明する。

各部の解説

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本体のみで使えばハンドクリーナとして使える。
吸込口に差し込むすき間ノズルも付属している。
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すき間ノズルを差し込めば、まさにハンドクリーナーという状態になる。
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因みにすき間ノズル以外にもう一本ついてくる先端が丸いノズルはどうやら布団圧縮袋用のアタッチメントらしいのだが、それ用の商品が販売されていないのでとりあえず現時点では使いみちがない。

こちらがふとんクリーナー用のヘッドユニット。
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本体後部に「振動」と「UVライト」のON/OFFスイッチがある。
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本体をカチャリと差し込むだけで簡単に合体する。
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「振動」をONにすると裏面のプレート部分が毎分/約8000回の振動を発生させるので、高速で布団たたきをしながら吸い取るという非常に効果的な掃除ができる。
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この叩き機能は布団内部のほこりを効果的に吸い出すのにかなり役に立っているのがわかる。

もう一つの「UVライト」は商品説明で除菌やダニへの効果が謳われている。
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実際のところこの程度の紫外線を短時間照射しただけでダニがコロコロ即死するようなものでもないし、除菌効果が99%というのもどのような実験環境下で検証されたのかというエビデンスも無いので、正直なにをもって99%除菌としているのかよくわからない。
この商品に限ったことではないが、この手のUVライトの過剰な効果を売り文句にしている商品は多々あるが、そういったものを完全に信じてしまうのはやめたほうがいい。

こちらがフィルター部分。
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指を引っ掛けて手前に引けば外れる。

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ゴミはこの容器内に貯まる事になっているものの、実際はフィルター部分に張り付くので一般的なサイクロン式の掃除機と同程度の手間がかかる。
紙パック式のほうがゴミ捨てに関しては手軽で簡単だったのだが、紙パックを使わないサイクロン式が流行したせいでこういったハンドクリーナータイプも紙パックを使わない方向にトレンドが向いている。
紙パックを使わないからランニングコストがかからないという点と、年数が経過していつの間にか紙パックが販売されなくなりそれが原因で本体が壊れていないのに買い換えを検討せざるを得ないといったデメリットを避けられる。




あまり良くないなと感じたところ

この機種は紙パックを使わないのでゴミ捨てのたびに紙パックを消費するようなコストは発生しない。そのかわりゴミ容器内部の洗浄とフィルター部分の掃除が必要になる。
これはこの機種だけが特別に手間がかかるということではないが、紙パックを使わない機種は普通の掃除機もこのようなハンドクリーナータイプもどれも似たような手間が発生する。本音を言えば紙パック式がまた人気になって主流に舞い戻ってほしいと願っている。

もう一つは本体の重量が案外重いというところだ。
本体重量はふとんクリーナーヘッドを装着した状態で約2.3kg
数字だけみたらそれほど重そうな感じはしないものの実際に使ってみると案外重い。
もちろん私は男だから問題なく使えるが握力の弱くなった私の老親がスイスイ使えるかと言うと疑問が湧く。
本体の持ち手も大きく握りやすいし、裏面には滑りを良くするためのローラーもある。しかしそれでも布団の上を転がすのにある程度の力は必要になる。
これを日常的に使いこなすには高齢の特に女性にはそれなりに負担になると思う。

良いところ

実際に使っているところを撮影したので以下の動画を見ていただきたい。
www.youtube.com
作動音は普通の掃除機とほぼ同等。
やはり布団専用設計のヘッド部分の出来が良くてガンガンほこりを吸い込んでくれる。
毎分8000回の叩き効果は侮れない。このおかげで相当効率よく掃除ができていてゴミ受けに次々とほこりが溜まってくるのが目に見えるのは単純に楽しい。

もう一つはやはりハンドクリーナーとしても使えるところだと思う。
掃除機をわざわざクローゼットから取り出して組み立てて掃除をするのは面倒だが、ハンドクリーナーならちょっと汚してしまったときや、ちょっとした小場所を掃除したい時に気軽にできる。
この心理障壁の低さは結構重要で、まめに細かい掃除をやっていれば大掛かりな掃除は必要なくなるので掃除という作業の負担感は大きく減少する。

それとホコリのない綺麗な寝具で毎日眠れるというのは大変気持ちが良い。
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が上がるというのはこういう小さなことの積み重ねなんだと思う。