脇が甘けりゃはてなーの皆さんに刺されるよって話
ここのところなんだかんだと忙しくて、はてな界隈の話題に疎くなっていた。
ブログを書く時間がないどころか、ネットを覗いている時間も取れないくらいだったので、久しぶりにネットに繋いでみると炎上らしきものがあったようだ。
やってもいないゲームをネガティブな視点から記事を書いたことで批判が集まったようだ。
そのあともその炎上記事に対する言い訳的な記事を上げて、それがまた火に油を注ぐという、今まで何度も見てきた典型的なパターンに陥っている様子が見て取れた。
別に炎上評論家でもないし、そういった専門家ではないけれど、素人目から見ても一番やってはいけない悪手を次々にやってしまう、いわゆる「ドツボ」にはまるというモデルケースの様相を呈しているように見えた。
元になった記事を読んでみたけれど、確かにこの書き方では批判が集まる。arrow1953.hatenablog.com
遊んでもいないゲームを批評するのはやはり無理がある。
見てもいない映画や読んでもいない本の感想。使ってもいないグッズのレビュー。食べたことのないレストランの評価。
はっきり言うがこんな「エア」レビューに価値はない。
何かを褒める記事に比べて、ネガティブな評価を与えたレビュー記事は、厳しいコメントがつきやすくなる。
それでも例えばゲームのレビューなら、遊んでみてあまりにも「クソゲー」だと感じた場合、思いっきりネガティブな評価を与えてこき下ろしたって構わない。
なぜならその人は、実際に金を使って時間をかけて真剣に遊んだうえでそう感じたのだから、それは紛れもない真実だ。
もちろんそんな記事を書いたら、そのゲームのファンから手厳しいコメントが書かれるだろう。
だけれどもそこには一切卑怯な感覚はない。
筆者と読者がガチンコで戦っているだけで、おそらくそこに書き込まれるコメントは、今回炎上したブログのコメントとは性質がぜんぜん違うものになるはずだ。
やってもいないゲームをこき下ろしたらそりゃ燃える。
追加の記事を読むと、本人としては貶して書いたつもりは無いらしいけれど、それなら書き方が悪かったというところに思いが至らないといけない。
当該記事のはてブコメントを確認してきたが、どう見ても罵倒や中傷ではなくて、的を得た「批判」だった。それは真摯に受け止めなくてはいけない。
ネガティブコメントはすべて無視しようという短絡的思考の危うさ
このところ一部界隈で、ネガティブなコメントを書かれると内容に関係なく「誹謗中傷」扱いして「こういうコメントは無視しましょう」というのをよく見かける。
確かに悪意だけしか読み取れないような誹謗中傷は無視したらいい。
けれども賛同コメント以外は「誹謗中傷」と言わんばかりの態度は首をかしげるほかない。
「誹謗中傷」と「批判、指摘」は本来全く違うものなのだが、どうもそれが理解されてないらしい。
今回発端となった記事に付いたコメントのほとんどは、理に適った「指摘や批判」で意味のない単なる誹謗中傷と判断できるコメントはほぼ無かったと思う。
今までに何度も言ってきたが、賛同のコメントだけが欲しいなら、限定公開の場でやる他ない。
元々手厳しいコメントの洗礼を浴びやすい「はてな」でブログを書くのなら、それなりに覚悟はいるだろうと思う。
脇の甘い記事を書いたらブスブス刺される。
このブログだって過去に何度も刺されている。それは私の記事に問題があったからだ。
はてなー達は口が悪いけれど、何でもかんでも叩いてるわけではなくて必ず理由がある。
どうしてもそういうコメントが嫌ならば、そんじゃーねの人のようにブコメを非表示にするしかない。
伝わらないのは書き手が悪いのか読み手が悪いのか
自分が伝えたくて書いた文章が、受け手にうまく伝わらなかったということは往々にしてある。
その場合に読み手側の読解力の問題だけに収斂させてしまっては、自分の文章力の向上には結びつかない。
もちろん極一部にどうやったらそう取れるのか?と疑いたくなる読者もいるけれど、それはあくまで一部だし、そういう例を持ちだして全ての例に当て嵌めようとするのは無理がある。
自分の伝えたかったことがうまく伝わらなかった場合には、受け手側の「誤読」と一蹴してしまうのは簡単だけれど、そうなった事実を真摯に受け止め、今一度自分の書いた文章を精査してみることを、自戒の意味も込めつつおすすめします。
【以下は炎上記事を書かれた御本人のツイートです】
@minamikuma いや本人は少数のブログでこんなゲーム見つけたんだけど珍しいよねぇ、とyoutube共有して笑いあってたらゲーマーから「ゲームやらないくせに語るな」とかで。なんだかなぁと思って傷つくより子の人たちはアホなのかなと思った
— AMネットワーク (@arouaaaa12) 2015, 4月 23
(※ 今回は便宜上、記事内で炎上という語句を使ったけれど、一連の記事が「炎上」だったのかと言うと甚だ疑問ではある。最近は何でもかんでも炎上って言いすぎな気がする)