ネットの海の渚にて

私の好きなものを紹介したり日々のあれやこれやを書いたりします

目的と手段を取り違えるとおかしなことになる

手段と目的が入れ替わる現象

前年よりも売上をアップさせるという「目的」を掲げて、それを達成するためにはどうしたらいいか、というようなことを会議でやる。
その答えは「客先への訪問数を今より増やす」というような案が出てくる。

まあ一番当たり前だし、これに勝るものもそれほどなさそうな気がする。
なので会議の決定事項として、今までが一日あたり10件訪問して営業をかけていたのなら、その件数を増やそうということになる。

前年比売上20%アップを目標とするのなら、一日の訪問数も20%アップの12件にしたら計算は合うはずだ。
しかしそうならない。そんなにうまくいかないのが現実だ。


そもそも、毎日の訪問件数だって日によって増減はある。
常に上からプレッシャーをかけられて追い込まれているから、日に訪問10件という数字自体がすでに物理的にも時間的にも「ギリギリ」ということはザラにある。
そんな現状を無視して訪問件数を増やせという新たなプレッシャーをかけられるから、一件あたりの営業が手薄にならざるを得なくなる。
要は訪問先での滞在時間を短縮するくらいしか、訪問件数を増やす手立てが無いのだ。

結果として、一日あたりの訪問件数は増えたが、契約件数が以前より下がるみたいなことだって起こりえる。
こうなったらまさに本末転倒なのだ。

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私の思うミニマリストとは

ミニマリストには定義がないらしいという話はこのブログで何回も繰り返してきた。
そういう言葉だから、あやふやでイメージ先行型の、一過性の流行りものとして消費されてしまう未来が想像できる。


ミニマリストと名乗っている人達が、各々勝手にライフスタイルを展開しているから、そのイメージも右往左往して、はてなでよく目にするようになってからかなりの月日が経過しているのに、未だに輪郭さえよくわからない。

そういう定義のない状態で、様々な階層の人達がミニマリストを名乗ると、あらぬ方向でイメージが決定してしまわないか危惧していると、この記事で書いた。dobonkai.hatenablog.com

この記事を読んで私がミニマリスト界隈に対して煽っているとか、Disっていると決めつけてレッテルを張ってくるブロガーもいた。
それについて抗議したものの、結局私の真意を理解されないようなのでもうあきらめた。


もう一度だけ言うが、私はミニマリストという思想に興味があるし、その界隈の人たちに定義を作った方がいいと提言しているだけで、煽る意図もましてやDisっているわけでは決して無い。

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ミニマリストという言葉の意味がだんだん変わってきてないですかって話

ミニマリストには明確な定義が無いというのは少し前にこのブログでミニマリスト界隈の方々と喧々諤々やった時にわかったことだ。dobonkai.hatenablog.com
だから現時点では名乗ったらミニマリストという非常に緩いルールの中でやっているらしい。

以下の記事でも書いたが、私はミニマルな暮らしというものに憧れている。dobonkai.hatenablog.com


ミニマルな暮らしというのは最低限のものしか持たずに、モノに隷属するような生き方ではなく、もっと身軽にシンプルに生きようということだと理解している。

持たない暮らしというのは詳しく言うなら、持つものを吟味を重ねて極限まで取捨選択するという意味だ。

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ミニマリストになりたい

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モノを持たないシンプルな暮らしというのに憧れる。
昔からそんな思いはあったけれど実際は物に囲まれているし、物欲だってある。
現状は部屋にはいろんなものが溢れていてとてもシンプルな暮らしとは言えない。

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ミニマリストという言葉の定義付けはやっぱり必要だろって話

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ここのところ何かを書く、表現するということが億劫になりすぎていて、あれだけ好きだったブログを放置してしまうくらいには悪化している。
この強烈なスランプの原因は大体見当がついている。

先月の後半にミニマリストについて論じた。
この議論というかなんというか、今となってはどうしようもない一連のエントリーの不毛さに疲弊してイロイロ嫌になった。
断っておくが誹謗中傷に心が折れたわけじゃない。
そうではなくて、ミニマリスト界隈の徹底して議論を避ける態度に心をやられてしまったということだ。

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