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ネットの海の渚にて

私の好きなものを紹介したり日々のあれやこれやを書いたりします

携帯キャリアのアコギな商売はそろそろどうにかしたほうがいい

コラム MVNO

f:id:dobonkai:20140810160552j:plain
http://image.itmedia.co.jp/l/im/mobile/articles/1408/08/l_st_sbsim-01.jpg

この記事を読んだ。

 MVNOのサービスが増えたこともあり、今はスタンスが変わったのだろうか? その点を問われると「(SIMロックフリーの)高い端末を欲しい人がそんなにいるとは思っていない。その考えは変わっていない。現にSIMロック解除されたiPhone(5sと5c)はほとんど売れていない。わざわざ6~8万円も出してiPhoneを買いたいというユーザーはほとんどいないことが実績として証明された。iPhoneだけに限らず、Android端末でも恐らく同じだと思う」と補足した。
一言ニュース:孫社長 SIMロック解除は「あってしかるべきだとは思っている」 - ITmedia Mobile


昨日、この記事を読んで思わず反射的にこんなつぶやきを連発してしまった。






突然、柄にもなくこんなつぶやきをTLに投下してしまって申し訳なく思ったけれど、どうにも黙っていられなかった。

このブログでも何度か書いたことがあるけれど、俺は元々家電販売の仕事をしていた。
当然携帯電話も販売していたからその裏側の事情も一般の人に比べたら遥かに詳しい。
と言ってもその仕事から離れたのはもう10年ほど前の話だから多少内情は変わっているだろうと思うけれど、この間まだ現役の元同僚に聞いてみたら思っていたよりも変わっていなかったからびっくりした。


報奨金目当ての商売っていうのはどうしたっていびつな構造になってくる。
今までの商慣習が通用しないへんてこな業界になってしまう。
だからこそ素人が理解できないような料金体系が出来上がってしまうのだ。


通常の商売であれば、

売上-原価-経費=利益

こうなるのだが携帯電話の販売は一番先にあるはずの売上が無い。
無いというかいわゆる「0円携帯」を販売するのだから1人の客との取引が完了したのにレジの金額が増えないのだ。(当然細々したものはある)

売上が0円なのに利益が上がるからくりがそこに存在している。
これが報奨金制度だ。
この呼び方は時代であったりキャリアであったりの様々な都合で変わっているかもしれないが、要は「一台契約取ったら○万円あげるよ」という約束のことだ。
呼び方や名称が変わってもその本質はなんら変わっていない。


数万円するはずの携帯端末を「0円」で客に与えるということはその費用を回収する手段があるということだ。


冒頭の記事に戻るが6~8万円する端末を買うとは思えないと孫氏は発言しているがそれは詭弁だ。
お前らキャリアはその金額をわかりづらくして消費者に売りつけてるじゃないか。
今だってiPhoneを使っている人達は6~8万円で購入したのと同じ結果になっている。
「実質0円」というような消費者の目先を狂わせる契約でちゃっかりと買わせているではないか。


6~8万円の端末料金は月額料金の中にちゃっかりと練りこまれて回収されている。
なんのことはない、初期費用を抑えただけの月賦販売でしかない。

もちろんこんなカラクリはこのブログの読者ならお見通しだと思う。
今更こんなことに憤慨して何を言っているのかと思われただろう。
ようやく国が重い腰を上げてSIMロックの規制に動き出したから、それに伴って動向を観察していた矢先にこの孫氏の発言を読んで堰が切れて黙っていられなくなった。


SIMフリー機は今も発売されてはいる。
それでも現在の携帯業界の異常なほどのわかりにくさが要因となってほとんどの人はそれを知らないし、知っていたとしてもどういうものなのか理解していない。
もちろんその界隈に詳しい人なら自分でMVNOを契約して安価にスマホを運用している人もいるだろう。

しかし殆どの人は3大キャリアの術中にハマって高価な契約をさせられている。しかもそれに気がついていない。いや、それ以外に選択肢が無いというのが正解か……。

こういうとにかくわかりにくくすることで調べたり理解したりしようとする人の心を折るシステムを構築して、様々な層から多額の金を毎月回収するアコギな商売が許されているのは異常と言ってもいい。


身近にいるスマホ契約者に一度聞いてみたらいい。
自分が毎月どれだけ支払っていて、それぞれのサービスの内訳がいくらで、端末の月賦にどれだけ割り振られているのかスラスラ説明できる人は皆無だと思う。
なにせそれをわかりにくくすることに、各キャリアは血脈を上げているのだから、お客の無知が悪いとは言えるわけがない。


とにかくわかりづらくすることでアコギな商売を覆い隠すような詐欺的手法で伸びてきた業界だから、国の指導でSIMフリーが義務化されてもまた新しい手法を編み出すのだろうと思う。


これに対抗するには自分で知識を仕入れてキャリアの「養分」にならないように身を守るほかない。

国はSIMフリー義務化だけではなくて、回線屋が携帯端末まで牛耳っている現状を規制してもらいたい。

俺の考えとしては、端末は電気屋等の店頭で気軽に買うことができるようにして、ユーザーは好きな回線事業者と妙な縛りなく契約できるのが健全だと思うが、皆さんはどう考えているだろうか?


以前にこんな記事も書いています。
MVNOについて書いていますのでもし良ければこちらも読んでみてください。
維持費を大幅に抑えるためにMVNOでスマホを運用しようかなって話 - ネットの海の渚にて維持費を大幅に抑えるためにMVNOでスマホを運用しようかなって話 - ネットの海の渚にてはてなブックマーク - 維持費を大幅に抑えるためにMVNOでスマホを運用しようかなって話 - ネットの海の渚にて