痴漢冤罪に巻き込まれた場合は自分を守るために名誉毀損で告訴する方法もある
圧倒的に男性が不利になる痴漢冤罪事案。
もちろん痴漢をする男に対しては厳罰に処してもらいたいと思っているが、満員電車の中で万が一、身に憶えのない痴漢容疑をかけられてしまったらたまったもんじゃない。
痴漢事件になると女性側の意見が全面的に認められてしまって、無実の男性側は圧倒的不利な立場に立たされてしまうのは皆さんご存知だろう。
だから身に憶えの無い痴漢容疑をかけられてしまったら「一目散に逃げろ」などというアドバイスが存在している。
現状ではこの「逃げる」が一番賢い選択肢かも知れないが無実の罪で辱められただけでなく、そこから脱兎の如く逃げ出すのだから心に負う傷は如何程か。
性的弱者である女性の意見が優遇されるのはよく分かるんだが、男性側は事実上弁解の余地が無いという現状はさすがにやり過ぎ感がある。
なんらかの意図を持った女性がその男性を陥れるために痴漢をでっち上げることも可能だ。
事実そういう事件が過去にあったこともある。
この記事を読んだ。
痴漢に間違われ、女性に「触られた!」と声をあげられた時の対処法として、「名刺を渡してその場を立ち去る」「駅事務所に連れていかれる前にとにかく逃げる」などのテクニックが昨今知られているが、必ずしも有効ではない。だったら何が有効なのか。
「身に覚えがないのに『痴漢です!』といわれた時には、その場で『名誉毀損で告訴します』とはっきり伝えることをおすすめします」
と語るのは、最高検検事を務めた日比谷ステーション法律事務所の粂原研二・弁護士である。
(中略)
粂原氏によると、具体的な対処法は以下の通りだ。
女性に痴漢呼ばわりされたら、車内で「何をいってるんですか。私は何もしてません。人違いです」と何度も繰り返し主張する。これは後で「当初は弁明しなかったじゃないか」といわれないようにするためだ。
それから慌てずにホームに降りる。重要なのはスマートフォンなどを使ってやりとりを録音することだ。「名誉毀損行為があったこと」と「終始否定し続けていたこと」を証拠化するためである。録音は自己防衛行為なので、秘密で行なってよい。
「女性は『お尻を触った』『胸を触った』と騒ぐでしょう。それに対して『やめてください。どういう根拠で犯人だというのですか。名誉毀損で告訴します』とはっきり宣言します。
違うと主張しているのにその後も痴漢呼ばわりされれば、それは『故意に』名誉を毀損しているということになり、名誉毀損の主張を支える材料になります。『犯人だ』とする理由を聞くことも大切です。
(中略)
それでも不幸にして逮捕されたら、「名誉毀損です。女性も逮捕してください」「私だけ逮捕されるのは納得できない。弁護士を呼んでください」と訴え続けること。起訴され裁判になった場合に、そうして主張し続けていたことや録音などが無実を証明する材料になる。徹頭徹尾、自分の主張を曲げないことが大切だ。
痴漢冤罪「名誉棄損で告訴すると伝えることが有効」と弁護士 (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース
冤罪に巻き込まれてしまったら逃げることが最適解だったわけだが、こういう手法もあるのかと勉強になった。
もちろんこのやり方を選択するということは冤罪に対して戦うということだ。
険しい道程が予想されるが、逃げるという選択肢以外に戦うという選択肢があることも万が一の時のために頭の片隅に入れておくといいかもしれない。