ネットの海の渚にて

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ゴーストリコン ワイルドランズ 感想やレビューと初心者おすすめスキル解説など

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PC版も日本国内販売はCSと同じ3月9日であるとUBI公式が発表したにも関わらず、なぜか北米と同じタイミングでしれっとフライング解禁してしまい3月7日の午後10時から遊ぶことができた。
UBIのそういう妙にゆるいところは評価したいところ。
お陰でそれ以降自分の自由時間のほぼすべてをこのゲームにつぎ込んでいる始末。

レベルが30までで上限なのだがもうすでに昨日の時点で達してしまっているし全ストーリーの約7割は消化している。
ここまでざっとプレイ時間は40時間というところ。

おそらく全部をクリアするのは60時間程度で済むと思うのだが、マップにある全てのロケーションめぐりなどをするとおそらく100時間は必要になってくると思われる。

ゲームの概要

いわゆるTPSシューターというジャンルで、広大なオープンワールドを様々な乗り物を駆使して移動し、各所に配置されてあるミッションをこなしていくというゲーム。
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舞台は中南米ボリビア。
大量のコカインを世界中に供給しているサンタブランカという麻薬シンジケートが問題になっているのだが、ボリビア政府がこの麻薬組織とがっちり癒着しているため自浄作用は期待できない。
そういった事情のためDEA(アメリカ麻薬取締局)とCIAの合同作戦によって麻薬組織を撲滅するという目的で、通称「ゴースト」と呼ばれる主人公を含む4人の特殊部隊が活躍するという内容。


自分が操作するのは、あだ名が「ノマド」と呼ばれる元軍人。米政府によって公には存在しない人間にされている。
任される仕事といえば常に様々な国に派遣されてばかりいるので一箇所にとどまらないということで「ノマド」と呼ばれるようになったらしい。

CIAの女性捜査官「ボウマン」の指示やサポートによって広大なマップをあっちに行ったりこっちに行ったりしてミッションをこなしてストーリーを進めていく。

常に自分を含めた4人のチームで行動するので、例えば作戦中に自分が被弾して倒れても仲間が蘇生しに来てくれる。
もちろん仲間が倒れる場合もあるのでその時は銃弾を掻い潜りながら近づいて素早く蘇生しないと自分まで死んでしまってゲームオーバーになってしまう。
その場合は直前の拠点からのリスタートになる。

4人だけで作戦を行うのでほとんどのケースで敵の数のほうが何倍も多い。
そのため敵拠点に正面から乗り込んで打ち合いになると多くの敵に囲まれてしまうし、増援まで呼ばれてしまって数の暴力によってタコ殴りにされてしまう。
そのため基本的なプレイスタイルとしてはスニーキングしながら敵を排除し、監視が薄くなったところから潜入してミッション対象の人物を殺害したり確保して連れ出したりする必要がある。

死体を見られたり、銃声を聞かれてしまうと警戒態勢に入ってしまいサイレンを鳴らして増援を呼んだりして現場がシッチャカメッチャカになってしまうので、出来る限りスマートに処理していきたい。
そのためにドローンを飛ばして敵の配置を把握してパトロールのコースを考えたり、仲間との連携で一斉に射撃したりすることで最終目的まで一切気が付かれずにたどり着けると快感で脳汁が出る。

文字だとうまく伝わらないので、見つからないで最後までいけたケースと、途中で見つかってドンパチが始まってしまったケースの動画を撮ったので見ていただきたい。


最後まで隠密が成功して終わらせたパターン
www.youtube.com



終わり間際で敵にバレてしまいドンパチが始まっちゃったけどゴリ推して終わらせたパターン
www.youtube.com


おすすめのスキル

オープンワールドなので一番最初から好きな場所に行くことができる。
ただし、各地域によって難易度が違う。
ドクロの数によって表現されていて、ドクロ1個が一番弱く、ドクロ5個の地域が一番強いので、いきなりそういう地域に行くと敵にバレた場合に呼ばれる増援の数も違うし、何より敵の攻撃力も高いし索敵能力や硬さも違うので、できれば星が少なめの地域から初めたほうがいい。

プレイヤーは敵を倒したり物資を見つけたり、ミッションをこなしたりすると経験値がもらえる。
経験値が上がるとレベルも上がるのだが、それだけでは何かが強くなるということはない。
スキルを習得することで徐々に戦闘力が上がるというシステムになっている。

スキルは系統ごとにわけられていて自分の好きなスキルから優先して取得することもできる。
実際にレベル上限までプレイしてみて、初心者の方におすすめしたいスキルを紹介したい。



まず、このゲームは索敵ゲーなので、とにかくドローンの機能を向上させたい。
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まず取りたいスキルとして「有効範囲」がある。
これは無線の届く範囲と考えてもらったらいい。
例えば大きめの拠点に潜入する場合に壁の外からドローンを飛ばすことになるのだが、初期状態では飛ばせる範囲がせまいので拠点の半分も索敵できないということになりがちだ。
ここを強化することで、安全な位置から拠点全体を見渡すことが可能になるので 、侵入経路を含めた多種多様な戦術が選べるようになる。

「バッテリー」も強化できればさらに使い勝手がよくなるのだが、これは時間さえかければ何度でもドローンはリロードされるのでスキルとしての優先度は若干下がるが、はやめに取得したほうが攻略は楽になると思う。


続いて真っ先に取得したいのが武器のカテゴリーのスキル。
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敵の種類でなにが一番厄介かというと、増援で駆けつけてくる敵車両とヘリなので、それらに対処する場合に大変便利なのがグレネードランチャーだ。
これはアサルトライフルのアンダーバレルの部分に取り付ける部品で、車両やヘリコプターなどは1発当てるだけで撃破できる。
発射された弾は弾速が遅く、放物線を描いて飛ぶので飛行中のヘリに当てるのは慣れが必要になるが、普通の銃弾でちまちま撃つよりよほど早く処理できるので、隠密に失敗して撃ち合いになってしまった場合に大変便利というか必須装備と言ってもい。

ただこれには問題点がある。
グレネードランチャーがあまりにも優秀すぎて、武器のカスタマイズでアサルトライフルのアンダーバレルの部位はこれ一択で、他は空気という状態なので、せっかくたくさんあるアタッチメントが生かせない。

これの代わりになるのが「車両破壊」というスキルで、これさえ上げてしまえば通常の銃弾でもヘリだろうが車だろうが素早く壊せるようになる。
特にライトマシンガンを使うと効果が顕著で車両が一瞬で紙のように破壊できるようになる。
「車両破壊」のスキルを上げてセカンダリにライトマシンガンを装備しておけば、プライマリのアサルトライフルのカスタマイズが自由にできて幅が広がる。
さらに無線機を守るミッションが各地にあるのだが案外難易度が高い。それをクリアする際に大変有効なスキルになるので早めにとっておきたい。



「部隊」のカテゴリーでは「エクストラSYNCショット」がとにかくおすすめ。
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SYNCショットというのは、敵に目印を付けて仲間に撃たせるという行為のことで、例えば入り口の門の左右に見張りが一人ずつ立っていた場合に、自分一人で射撃するとどうしてももう一人の見張りに見つかってしまう。
これを仲間と同時にそれぞれ射撃すれば目撃者はいないわけで、見つからず潜入するには必須の行為である。

初期状態では一人分しか指示できないが、スキルを一つ取るごとに一人分増えて最大で3人まで指示が出せるようになる。
自分も同時に射撃すれば合計で4人の敵を一斉に処理できることになる。
これがあればかなり大掛かりな敵拠点でもバレることなく潜入できるようになる。
ちなみにSYNCショットを上手に使いこなせば自分は1発も撃たずにミッションを終わらせることもできる。


「フィジカル」のカテゴリーからは「弾丸耐性」をおすすめしたい。
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上で紹介したスキルに比べると優先度は下がる。
それは敵に見つかることさえなければ撃ち合うことも無くなり、このスキルが死にスキルになってしまうからだ。
とは言っても、潜入が失敗して壮絶な撃ち合いになるケースはよくあるし、ミッションの条件によってはどうしても敵前に身を晒す必要があったりするので、あれば安心というスキルになっている。

ただし過信してはいけない。
このスキルを最大まで上げても敵に囲まれたらあっさり死ぬ。
このゲームは基本的に多数の敵に対して、正面から撃ち合うワンマンアーミーというか、コマンドースタイルはできない設計になっている。



「ガジェット」のカテゴリーからだと「サーマルビジョン」をおすすめしたい。
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ただし、これも優先順位は高くない。
標準装備として「ナイトビジョン」があるので夜や暗所で困らない。
サーマルビジョンというのは温度によって色が変わるので、暗闇の中に人がいれば浮かび上がって見つけやすい。
確かに見つけやすいのだが、そもそも夜はナイトビジョンで十分代用できるし、正直言ってサーマルビジョンの使い所がない。
唯一生きるのは夜間の森の中や草薮の中で、敵部隊と遭遇戦になるときで、この場合はその認識力の強さが役立つ。
ただ、そのような状況に陥ることが余りないので優先度は高くない。
そもそも「ガジェット」のスキルはどれも優先度は決して高くないので、他のスキルを優先した方がいい。




40時間遊んだ上での感想

毎日寝不足になるくらい熱中して遊んでしまうほどには面白い。
そもそも私は軍オタの気があるし、昔からFPSが好きでCODやBFをコントローラーが擦り切れて壊れるくらい熱中していた過去がある。
ただ、人との対戦に疲れたというのもあってFPSから距離を置くようになってもう数年が経つ。

ゴーストリコン ワイルドランズを紹介したこの記事では、基本的にソロゲームとしての視点から解説しているが、実はCOOPが楽しめるようになっている。
ゲームの性質として4人分隊の意思疎通が極めて重要で目標に対してどのようなアプローチを取るのかという共通認識がなければ、隠密行動はできない。
ソロゲームでは「SYNCショット」という機能があるから仲間と息を合わせられるけれど、これがオンラインCOOPとなるとボイスチャットでもなければ一気に困難になる。
私は基本的にオンラインゲームは野良で遊ぶので正直言ってかなり厳しい。

もちろん野良でもボイスチャットを使って指示すれば従ってくれるのだろうと思うが、4~5時間遊んでみたが指示を出してくれる人はいなかったし、自分もそういうことはやらなかった。
気心の知れたフレンドと一緒にやれるならおそらく最高に楽しいゲームになることは間違いない。

けれど野良でも稀にプレイスタルが合う人達とマッチングされることもある。言葉が介在しないのに動きだけでお互いの意志が通じてミッションをこなしていけた時があって、上手くいったときのCOOPは本当に楽しいものだと再認識できた。

ソロゲームとしても十分に楽しいし、もしあなたに気心のしれたフレンドがいたならば買って後悔はしないと断言してもいい。

とにかくこのゲームはソロでもCOOPでも面白いのだが、ヘビー級に重たいのでPCのスペックは相当要求される。

私のPCはi5-6500、GTX1070というハイスペックとは言わないけれど、ミドルハイと言ってもいいレベルに十分達しているはずだ。
けれど画質をウルトラ設定にすると60FPSが維持できない。
画質をウルトラから一段低い設定にしてモーションブラーなどの負荷の高い処理もOFFにしてようやく60FPSをキープできるようになる。

数年前のPCだとしたらかなり設定を下げないと快適にプレイできないと思うので、不安な方は事前に同程度のPCで動いているのかググったほうがいい。

この異常な重さはもしかすると最適化が十分になされていないことが原因で、今後修正パッチが配布されて一気に軽くなる可能性もある。
ちなみに3月11日に早速4GB以上もあるパッチが配信されたが、重さ等の改善は体感ではわからないしそもそもなにが改善されたのかよくわからなかったというのが正直なところ。

グラボメーカー側も新しいドライバを出してくれたが、それも正直効果があったのかよくわからない。
このあとDLCも2本控えているし、異様な重さとたまに起こるプチフリーズはどうにか改善していただけるよう期待したい。