ネットの海の渚にて

私の好きなものを紹介したり日々のあれやこれやを書いたりします

【シマノ】SLX MGLのハンドルノブにベアリングを追加する方法

f:id:dobonkai:20190606180119j:plain
SLX MGLのハンドルノブにはベアリングが入っていない。
低価格帯のリールはほぼ全てベアリングの代わりにプラスチック製のブッシュで代用されている。
ブッシュにグリスが添付されているので当然小気味よい回転はしない。
と言ってもベアリングが入っていないから実釣に差が出るかというとそんなことはなくて、ハンドルノブの回転の滑らかさははそれほど重要なポイントではない。
ではなぜ交換するかというと「自己満足」である。
基本的に釣り人はブッシュよりもベアリングが好きな人種であるし、交換できるところは交換したくなる病気にかかっている。
今回は簡単にできるハンドルノブのベアリング交換について解説したい。
www.youtube.com
一応You Tubeのアカウントもあるのでたまにはそちらも有効活用してみるかということで、珍しく編集した動画をアップしたから是非そちらを見ていただきたい。
ドボン会会長 - YouTube
動画を見ていただければ交換の仕方がわかるだろうと思う。
この記事ではその動画では伝えきれなかった部分の補足をしたいと思う。


動画の補足

f:id:dobonkai:20190606180356j:plain
ハンドルキャップを外すのにわざわざ専用工具なんてものは必要なく、どこにでもある普通のクリップを使えばいい。先端を伸ばしてこんな形で曲げてやるだけで十分代用になる。

f:id:dobonkai:20190606180406j:plain
今回のベアリング交換の中で一番の重要ポイントがこのネジを外す工程。
意外と固く締まっているのでネジの規格と合わないドライバーで無理にゆるめようとするとネジ山を舐めてしまう。
ネジ山を舐めてしまうと本当に面倒なことになるのでここは一番注意しなければいけない重要ポイントとなる。


f:id:dobonkai:20190606180422j:plain
外したブッシュはグリスがべったり付着している。
このブッシュはもう使わないのでいいのだが、ハンドルノブの内部やハンドル軸までグリスがベタベタについているのでベアリングを組み込む前にきちんと清掃しておかないとグリスがベアリングに付着してしまうことになる。
キッチンペーパーなどで拭ってやるだけでグリスはとれるので、パーツクリーナーを使ってまで徹底的に清掃するほどのことはない。


f:id:dobonkai:20190606180432j:plain
ブッシュからベアリングに交換後に指で弾いて回転させている場面があるがこのとき「シャーッ」と音がしている。
これは交換に使ったベアリングが安物だからである。
国産の高価なベアリングを使えばほぼ無音で回転するが、安物ベアリングを使うと動画のように安っぽい音が出るのである。
こちらが今回使用したベアリングだが、10個も入って500円以下である。

国産の高級ベアリングであれば1個で1000円超えもあるわけで、これがいかに安価であるかがよくわかる。
冒頭にも書いたがハンドルノブのブッシュをベアリングに交換するのは「自己満足」だと書いた。
実釣にほぼ影響がないこの箇所に高価なベアリングを使うのも自己満足であるから否定しないが、私は安物ベアリングを今後も使っていくつもりだ。

「7mm×4mm×2.5mm」でベアリングの検索をすれば高価なものから安価なものまで出てくるのでお好きなものを使っていただければよい。

ハンドルノブのベアリング交換は簡単でありながら交換後の違いがとてもわかりやすい箇所でもある。
今回の解説はなにもSLX MGLだけに限ったことではなくて、シマノの他機種もほぼ同じ工程だし、それこそダイワも同じやり方で交換ができるので参考にしていただけると嬉しい。
低価格帯リールを使ってる方には是非オススメしたいリールカスタムですよ。

シマノ(SHIMANO) リール 19 SLX MGL 70HG 右

シマノ(SHIMANO) リール 19 SLX MGL 70HG 右