北朝鮮に対するアメリカの軍事行為が俄に現実味を帯びてきた。
今までも北朝鮮は瀬戸際外交を繰り広げ相手国の譲歩を得てきた。
過去にもっとも開戦に近づいたのは1994年。
その時はカーター元大統領が北朝鮮に赴き、軽水炉を提供するという条件で戦争を回避した。
これは北朝鮮側から見ればあの世界最強国家である米国を相手取って希望通りの品をせしめたのであって完全なる大勝利である。
この時のアメリカ側が出した条件は今後自前で核開発しないという約束だったのだが、事実は皆さんご存知のとおりである。
この時の成功体験が忘れられない北朝鮮はその後も強気の外交を続けてきて、周辺国は翻弄されるということを20年以上繰り広げてきた。
その瀬戸際外交に対してついに堪忍袋の緒が切れたというのが今のアメリカによる空母打撃群の朝鮮派遣ということになる。
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